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ソフトボールの変化球の種類とその投げ方・練習方法を紹介
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野球のようにソフトボールにも変化球があり、中にはソフトボール独自の変化球もあります。
ソフトボールを始めたばかりの方でも身につけられる変化球から、身につけるまで時間がかかる変化球まで球種によって難易度が違います。身につけることで投球の幅が大きく広がります。
変化球とストレートを併用することで、緩急をつけてピッチングができるようになり、打者を打ち取れるピッチャーになります。自身のストレートを生かすには変化球の習得は必須といってもいいかもしれません。
ストレートの大切なパートナーである変化球には、どのような球種や投げ方があるのか見ていきましょう。
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- 基本的なゴルフクラブの選び方ソフトボールのピッチング方法
- ソフトボールの変化球の特徴
- ソフトボールの変化球の握り方と投げ方
目次
ソフトボールのピッチング方法
ソフトボールのピッチング方法は3つあり、ウィンドミル投法は一番認知されているソフトボールの投げ方です。
球速が出やすくキレのある変化球が投げやすい投法で、ソフトボール日本代表の上野由紀子投手が使用しているピッチング方法です。
他にも、振り子のように投げるスリングショット投法、スリングショットから派生してできた、8の字を描きながら投げるエイトフィギュア投法があります。
各投法によってメリットデメリットがあるため、それぞれ自分に合わせた投法を選ぶことが大切です。
ソフトボールの変化球の種類
ソフトボールで使用できる変化球は、次のように野球と同じ変化球からソフトボール独自の変化球まで色々あります。
特にライズボールのような浮き上がる軌道のボールは野球にはない変化球でソフトボールならではの球種になります。
- ライズボール
- チェンジアップ
- カーブ
- スライダー
- ドロップ
- ナックル
- シュート
- シンカー
ソフトボールの変化球の特徴
投球の幅を広げてくれる変化球は、ソフトボールのピッチングに必要不可欠です。
ソフトボールの変化球は、野球よりも身につけるのが難しいといわれていますが、習得することで打者に的を絞らせず打ち取れる確率が上がります。
習得難易度の高い変化球から比較的身につけやすい変化球までを見ていきましょう。
チェンジアップ
ストレートと同じフォームからストレートよりも遅い球を投げることで打者のタイミングを狂わせることができる、比較的習得が容易な変化球です。
ストレートと併用することで効果を発揮する変化球ですが、チェンジアップだと気づかれてしまうとただの遅いボールなため、打者からすると打ちやすいボールとなってしまいます。
打者に読まれると危ない変化球ですが、ストレートと全く同じフォームで投げられるようになることで、打者からすると見極めることが困難で厄介な変化球となります。
「これから変化球を身につけたいけどどれから練習したらいいんだろう」と迷っている方におすすめです。
カーブ
投手の投げる腕と逆方向に曲がりながら落ちる変化球で、スピードが遅くなるほど変化しやすい球種なので、ストレートと織り交ぜて投げると打者を打ち取りやすくなります。
スピードが遅いので、バッターに読まれると打ちやすいボールになってしまいます。それを防ぐためにストレートと区別がつかない投球フォームを身につけることが大切です。
また、投球フォームが同じでも変化が少なかったり、ストライクゾーンに入ってしまうと打たれてしまうため、自身のカーブの軌道を把握して、意図した場所に投げられるよう練習することも必要です。
スライダー
カーブと同じく投手の利き腕と逆側に曲がりながら落ちる変化球です。カーブは球速が遅いですが、スライダーは比較的速い変化球です。
ソフトボールのスライダーは野球と比べてスピードはありますが変化は比較的小さいので、ゴロやファウルを打たせたりと、いいバッティングをさせないことが目的となります。
注意する点として、スライダーの回転量が少ないと抜けてしまい、ヒットにしやすいボールになってしまうことがあるため、しっかり回転をかけて投げましょう。
ライズボール
打者の手元付近で浮き上がってくる、野球にはないソフトボール独特の変化球です。
バックスピンの回転量が多いライズボールは打者の胸元まで浮き上がってくることもあり、フライや空振りを取ることができるため、ヒットにすることが困難な変化球です。
しかし、バックスピンがかかっているため打たれると飛距離が出てしまうので、勝負どころではあまり使用されていないようです。
注意点として、バックスピンをかけるためにスナップを効かせる必要があることや、ボールを浮かせるために腕を強く振らないといけないため、手首や腕に負担がかかるという点があります。
ドロップ
ストレートと同様に下回転がかかる変化球で、打者の足元でストンと落ちる特徴があります。
ドロップには色々な種類があり、リリースする際にボールを強く弾くことで落差を出すピールドロップや、チェンジアップのようにスピードの遅いチェンドロというドロップ球種があります。
チェンジアップほどスピードが落ちないため、ストレートと上手く使い分けることで凡打や空振りを狙うことができます。
ナックル
ボールに回転を極力与えず投げることで、空気抵抗によってボールの動きが変わる変化球です。
投手自身、どのように変化するのか分からないため打者は打ちづらいですが、バットに当たると飛距離が出てしまいます。
また、風の強い日にナックルを投げるとボールが流れてしまい、思い通りのピッチングができない可能性があります。
雨や湿気による影響も他の変化球と比べて大きいため、風がなく天気のいい日に投げることをおすすめします。
シュート
ピッチャーの利き腕方向に曲がる変化球で、ソフトボールではシュートに必要な回転をかけるのが難しいため、習得することが困難といわれています。
縦方向にはあまり回転せず、横の動きが主なため、打者を詰まらせて凡打に打ち取ったりファールを打たせてカウントを稼ぐという役割で使用すると効果的です。
変化球の中でも球速は速い部類に入るので、ストレートと併用することで凡打に抑えられる確率が上がります。
シンカー
シュート同様投手の利き手側に曲がり、縦回転も入っているため、シュートして下に落ちる変化球です。
シュートしながら落ちるため、投手が右利きで打者も右打席の場合かなり打ちづらく、打者をゴロに抑えることもできます。
習得するのが難しい球種で、使用する投手も少ないことから、打者もなかなか好打を打つことができない変化球なので、投げられるようになると大きな武器になります。
ソフトボールの変化球の握り方と投げ方
握り方と投げ方を把握して練習することで変化球を習得することができます。難易度も球種によって違うため、色々な変化球を試して自分の武器になりそうな球種を見つけることが重要です。
1つでも変化球を習得してストレートと併用するだけでも、投球の幅は広がります。
チェンジアップの握り方と投げ方
握り方
チェンジアップには、ストレートの握り方で投げ方を変える方法と、ボールの縫い目に沿うように手を丸くして握るサークルチェンジがあります。
投げ方
ストレートと同じ握り方で投げる場合は、手の甲がキャッチャー側に見えるようになってから小指側から離しながら投げます。サークルチェンジで投げるには、手のひらを内側に向けたまま投げます。
チェンジアップだと見抜かれないためには、ストレートと同じフォームで、腕の振りもストレートと同じ速さにすることが大切です。
手の甲から抜いていくイメージでリリースすることが大切で、最初は上手く投げられずボールが高くなったり、届かなかったりすることがあります。
その場合、最初はストレートと同じ軌道で投げられる距離で投げ始め、徐々に距離を伸ばして投げるようにしましょう。
カーブの握り方と投げ方
握り方
通常の握り方よりも指の間隔を広く取り、人差し指を軽く曲げて中指との開きを大きくします。この開きを大きくすることで回転がかかりやすくなります。
投げ方
腕が太ももを通過した辺りで投げるので、手首を内側に捻りながら投げることで、ボールにしっかり回転を与えられます。
リリースするときに少し肘を曲げることを意識することで、キレのあるカーブを投げることができます。
スライダーの握り方と投げ方
握り方
スライダーの握り方は、親指、中指をボールの縫い目に沿わせて、人差し指は第1関節、第2関節を曲げて人差し指の爪先を縫い目にかけて握ります。小指と薬指は添えておくだけになります。
投げ方
ブラッシングする際に腕を体の内側に入れながら腕を回し、小指から離して投げます。このときにボールを切るようなイメージで離すことでキレのあるスライダーを投げられます。
打者の手元で横に動きバットの芯を外すことで凡打を打たせるのがスライダーを使う目的なので、ピッチングフォームはできるだけストレートと同じようにしましょう。
ライズボールの握り方と投げ方
握り方
人差し指と中指を縫い目に添うように握り、人差し指の爪を立てます。親指に力を入れて握るとボールが回転しづらくなるため、親指の力は抜くことがコツです。
投げ方
セットポジションから腕を上げるとき、手首を体の内側に向けると回転がかかりやすいです。
肘から先に振り下ろし、ブラッシングの際に肘先をしゃくり上げて、小指を内側方向へひねりながら人差し指でボールを押すようにリリースします。腕を振り下ろすときは、ボールを上に向けるようにしましょう。
ストレートでは体の中心を軸にして投げますが、ライズボールでは体の後ろに軸を持つイメージをすることで、ボール下に指が入りやすくなり、バックスピンがかけやすくなります。
ドロップの握り方と投げ方
握り方
人差し指と薬指を縫い目に添わせて親指に力を入れずに挟み、中指は人差し指にくっつけるようにして握ります。ストレートと一緒の握りで投げることができるので、双方の握り方を試して自分が握りやすい方を選びましょう。
投げ方
腕を振り上げたら親指方向から回転させながら振り下ろし、手首を左に捻り、手の甲を返しながらリリースします。
ドロップの場合は、ステップしたときに通常よりも歩幅を短くして高い位置からリリースすることで、落差を大きくすることができます。
低い位置からリリースすると、打席に届く前にボールが落ちてしまい、ワイルドピッチになってしまうこともあるので注意が必要です。
ナックルの握り方と投げ方
握り方
人差し指と中指の第1関節を曲げてボールの裏側に当てて握ります。
投げ方
力を抜いて腕を振り下ろすことを意識し、手首を動かさず中指と人差し指でボールの中心を押しながらリリースします。押し出すときボールに回転を与えないようにしましょう。
また、リリースするときに腰が回ってしまうとボールに回転を与えてしまうので、腰を回さずにリリースすることが大切です。
ナックルは握り方が独特なため、セットポジションから腕を引く際に握りが見えてしまうと、ナックルであることが分かってしまうため注意が必要です。
シュートの握り方と投げ方
握り方
人差し指は縫い目に立てて中指は縫い目の上に置き、親指はボールの下側の縫い目に置くように握ります。人差し指と中指の間を大きくすると回転量の多いシュートが投げやすくなります。
投げ方
肘を曲げて腕を振り、肘を少し曲げて肘から振り下ろし、手首を返しながら投げます。投げるときに人差し指と中指でしっかりスピンをかけましょう。
回転量が少ないと上手くシュートせず、シュート回転のストレートになってしまい打ちやすい球になってしまいます。
シンカーの握り方と投げ方
握り方
人差し指を縫い目に軽く添わせて、中指は縫い目にかけなくてもかけてもかまいません。あまり力を入れず軽く握ります。
シンカーはストレートやシュートの握りでも投げることができます。どちらの握り方の方がシュートを投げやすいのか自身で確かめてみましょう。
投げ方
投げるときに人差し指に力を入れて、中指と薬指の間から抜けるようにします。薬指でしっかり擦ることで鋭いシュートを投げることができます。
変化球を覚えて使いこなせるようになろう
変化球を覚えることで打者はボールを絞るのが難しくなり、凡打に打ち取ったり空振りに抑えられる確率が高くなります。
変化球を身につけるには練習の積み重ねが必須です。習得しようと決めた変化球がしっかり投げられるまで練習することで、自信を持って投げられるようになります。
練習して身につけた変化球でアウトを取るのはとても快感で、ソフトボールがより一層楽しいものになります。色々試して自分に合った球種を身につけてソフトボールを楽しみましょう。
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ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
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