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驚き!ソフトボールと野球の決定的な違い8選

驚き!ソフトボールと野球の決定的な違い8選

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「ソフトボールと野球」。日本でもメジャーなスポーツとして定着していますが、この2つは世界中でも人気があります。

これだけ認知度が高いソフトボールと野球ですが、両者の違いを聞かれると返答に言葉を詰まらせてしまう…という人はいませんか?

特に「スポーツにあまり詳しくない」という人にとって、ソフトボールと野球の違いを説明することは難しいでしょう。

そこで今回は、ソフトボールと野球の違いについてご紹介します。

野球とは

そもそも野球とは、アメリカが発祥のスポーツです。

9人ずつのチームが2組に分かれ、ボールをバットで打って得点を競います。

「ベースボール」とも呼ばれ、守備と攻撃を交互に交代しながら総合的な合計得点を競う野球。日本ではプロ野球チームが12球団あり、熱い戦いを繰り広げています。

ちなみに、野球と一言でいっても、使用するボールの硬さや素材によって「軟式野球」「硬式野球」「準硬式野球」などに分けられる場合もあります。

これは日本で独自に考えたスタイルであるため、本場アメリカで「soft-baseball」などといっても伝わりません。

野球のルールは同じですが、使用するボールの硬さが異なるだけでプレースタイルや用具にも違いが現れることから「軟式野球」「硬式野球」とジャンルが分けられるようになりました。

また、硬式野球のボールは硬く重いのが特徴的で、準硬式野球・軟式野球の順でボールが柔らかく軽くなっていく特徴があります。

ソフトボールとは

ソフトボールは野球からインスピレーションを受けて誕生したスポーツで、投球方法やグラウンドの広さ、ルールなどが野球と大きく異なります。

9人編成の2組が対決するのは野球と同じですが、ソフトボールは「力の弱い少年少女でも楽しむことができること」「野球のオフシーズンに行うため体に負担がかからないように」といった理由を基準にしてルールが構成されているといわれています。

ソフトボールの起源にはさまざまな説がありますが、シーズンや性別関係なく、野球よりも気軽に行えるようにとの説があちらこちらで聞かれます。

ソフトボールは野球に比べて大きくて重いボールを使用するため飛距離が出にくく、そのため室内でも行える気軽さが魅力的!

ソフトボールのプロ球団も存在していますが、元々は「野球よりもより気軽に楽しむこと」を目的に誕生したスポーツだといえるでしょう。

世界的に見ても女性プレーヤーが多く、小中学校でもソフトボール部がある学校が多く存在しています。

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ソフトボールと野球の大きな違い8選

野球とソフトボールは、似ているようで全く異なるスポーツといってもいいほど。

細かな違いはたくさんありますが、ここでは「ソフトボールと野球の決定的な違い」についてご紹介していきましょう。

プレイヤーはもちろんですが、観戦オンリーの人も基本的なルールの違いを理解しておくことで、より楽しめるようになるはずです!

ボールの大きさ

まずひとつ目の違いは、使用する球の大きさ。

硬式野球のボールが「周囲22.9〜23.5cm/重さ141.7〜148.8g」であるのに対し、ソフトボールの3号球は「周囲30.48cm/重さ190〜195g」とひとまわり以上も大きいのが印象的です。

ソフトボールで使用する球は大きいので打ちやすく、重いので野球のように遠くまで飛びすぎないという特徴があります。

グラウンドの広さ

野球とソフトボールの大きな違いといえば、グラウンドの広さです。

野球は、ホームベースから外野フェンスまでの距離が「男子76.2m以上」「女子67.06m以上」と定められています。

一方ソフトボールでは、ホームベースから外野フェンスまでの距離が「男子68.53m以上」「女子60.96m以上」と、野球よりも狭くなっているのが印象的。

なぜ野球とソフトボールでグラウンドの広さが異なるのかというと、実は「使用するボール」に秘密が隠されています。

ソフトボールで使用するボールは野球で使用するボールよりも大きくて重いため、野球よりもボールが飛びにくく、それに伴ってグラウンドも狭くしているというわけです。

投球方法

野球では上下左右さまざまな角度からの投球が可能ですが、ソフトボールでは必ず「下手投げ」で投げなければいけません。

下手投げこそソフトボールの象徴ともいえるフォームですが、なぜ下手投げに限定されているのか気になりませんか?

その理由は驚くほどシンプルで、「下手投げで投げた方が打者にとって打ちやすい」から!

ソフトボールの起源でもある「より気軽に野球を楽しむ」という根底を考えてみると、打者が打ちやすいように下打ちオンリーに限定したのも納得できますよね。

また、投球する位置は「ピッチャーサークル」という円の中で行う必要があり、野球のような「マウンド」は存在していません。

グローブ

ソフトボールと野球で使用される球の大きさが異なるとなると、その球をキャッチするグローブの大きさにも違いが現れます。

グローブにはボールをキャッチする場所である「ポケット」と呼ばれる部分がありますが、大きなボールを使用するソフトボールでは、ポケットの大きさが深く大きくなっているのが特徴的。

スポーツショップなどでは「軟式/ソフト兼用」「軟式/硬式兼用」などと種類が別れていて、それぞれの特徴に合わせて購入するようになります。

投球距離

野球では、ピッチャーとキャッチャーの距離は「18.44m」ですが、ソフトボールでは「男子14.02m」「女子13.11m」と、投球距離が約4〜5mも異なります。

ソフトボールの球は野球の球よりも大きくて重いためスピードは出にくいのですが、投球距離が近いため体感速度は野球よりもソフトボールの方が速くなる場合も!

また、野球の場合は「ピッチャーマウンド」と呼ばれる段差のある場所から投球するのに対して、ソフトボールのグラウンドは一面が平坦になっているところも大きな違いです。

塁間距離

野球の塁間が「27.431m」であるのに対し、ソフトボールの塁間は男女ともに「18.29m」です。

基本的に全ての規模が「野球>ソフトボール」となっていて、バッターボックスも「野球は11.9cm×182.8cm」「ソフトボールは91cm×213cm」とソフトボールの方が小さくなっています。

また、ソフトボールの一塁には白とオレンジの「ダブルベース」と呼ばれるベースが使用されていますが、これはソフトボールの塁間距離の狭さが関係しています。

オレンジベースを設置することでバッターランナーと野手の交代がスムーズに行われるように工夫してあるところも、野球にはないソフトボール特有のルールといえるでしょう。

リード

野球では「盗塁をするために走者がベースから足を離してリードしている」という状況をよく目にしますが、ソフトボールではNG!

塁間距離が短いソフトボールではリードが許されておらず、必ずベースに触れておかなければなりません。

ベースを離れてもいいタイミングは、あくまでも「ピッチャーが球を投げた後」です。

イニング数

9回プレーが基本的な野球に対して、ソフトボールは7回まで。

野球は9回戦で決着がつかない場合は「延長戦」を行いますが、ソフトボールでは「タイブレーク制度」が採用されています。

この制度は8回から「ノーアウトランナー2塁」で行われる、野球でいうところの延長戦に位置付けられています。

野球はこんな人におすすめ!

ソフトボールよりも小さな球を用いて広いグラウンドで勝負する野球は、どのような人におすすめなのでしょうか?

ソフトボールに比べてさまざまな投球方法が許可されている野球は、よりレベルの高い投球やバラエティーに富んだバッティングをしたい人におすすめだと考えられます。

また、塁間距離も長く球場も広いため、走ったり守備で動き回ったりする体力を必要です。

「体力には自信がある!」「本格的な野球がしたい!」「投球時の駆け引きがたまらない!」などという人は、ソフトボールよりも野球の方が合っているかもしれません。

また、野球はソフトボールに比べると認知度が高いためチームを探しやすく、観戦できる試合や大会も充実しているといえるでしょう。

野球をプレーするのが好きな人はもちろんですが、観戦するのが好きという人にも野球はおすすめです。

ソフトボールはこんな人におすすめ!

野球に比べると大きくて重いボールを使用するソフトボールを続けるには、野球を行うよりも高い身体能力や体力が必要だと感じられますよね。

しかし、ボールが大きくて重いぶん「打ったときの飛距離」は野球に比べると短いもの。

ボールが飛びにくいからこそグラウンドが狭く設定されているため、塁間距離も短く走る距離が少なくて済みます。

ソフトボールは「より気軽に野球を楽しめるように」「野球のオフシーズンにできるように」と考えられたスポーツなので、野球よりもより気軽に挑戦することができるスポーツといえるのではないでしょうか?

「体力にあまり自信がない」「野球初心者だ」「楽しむこと重視」という人は、野球よりもソフトボールが向いているかもしれませんね。

ソフトボールは比較的チャレンジしやすいスポーツだとご紹介しましたが、プロ級の腕前になると全く別の魅力を発するのもソフトボールの特徴です。

プロソフトボール選手とプロ野球選手が対決して「プロソフトボール選手が勝った」という実例もあることから、野球を超える可能性に挑戦してみたい人にもソフトボールはおすすめです。

ソフトボールと野球は似ているようで全く別のスポーツだった!

ソフトボールと野球の違いはたくさんありますが、まず覚えておきたいのは「ボールの大きさ」「グラウンドの大きさ」「投球方法」の3つ。

この3つを意識して見てみるだけでも、野球とソフトボールの違いをしっかりと感じられると思います。

そして、慣れてきたら「細かなルールの違い」「使用している道具の違い」にも焦点を当て、さらに両者の違いを感じてみましょう。

こちらの記事では、ソフトボールのルール、ポジションなどをまとめてあります。ぜひ参考にしてください。

白根 鮎美 /
ビギナーズ編集部 ライター

独学で英語を勉強後、オーストラリアでは幼児教育の専門学校で勉強。帰国後は子ども英会話教室にて1歳から高校生への英会話を指導していました。また、サーフィン歴は10年以上、海を愛する2児のママサーファー。

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