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トランペットの種類は豊富!選ぶべき種類とメーカーは?

トランペットを購入する際には、素材や仕上がり、形状、価格などを参考にするでしょう。当然トランペットの種類も肝心ですよね。今回はこれからトランペットを始めたい方のために、トランペットの種類や特徴などを解説します。
トランペットの種類は豊富!選ぶべき種類とメーカーは?

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ブラスバンドやマーチング、クラシックコンサートやジャズ……様々な音楽シーンでトランペットの音色を聴きますよね。あの遠くまで通る華やかな音が好きな方は多いと思います。

しかし、トランペットと一言でいっても、実は色んな種類があるのをご存知でしょうか?

今回はトランペットの種類と共に、トランペットの歴史やおすすめのトランペットメーカーなどをご紹介します。種類による音色の違いも知っておけば、購入の際の選択基準になると思います。

まずはトランペットの歴史からおさらい

この章では、現在のトランペットが完成するまでの歴史をご紹介します。

歴史は紀元前から

紀元前2000年前後の古代エジプトの壁画に、ラッパ型の楽器が描かれているため、トランペットが使用され始めたのは紀元前と言われています。

古代のトランペットは木や茎、竹、粘土など、素材が様々。場所もアフリカ大陸に限定されるわけではなく、色々な大陸で儀式などに使われていたようです。

昔は簡単な音しか出ない一本のストローのような形で、ギリシャやローマなどでは戦争中の合図や信号を送る道具として活躍していました。

14世紀に青銅製や銀製などの金属製トランペットが生まれると、音楽に使用されるように。17世紀の「バロック時代」にはヘンデルやバッハといった音楽の巨匠が台頭し、トランペットの音色が楽しめる名曲を多く残しています。

長らくトランペットは一本の長い形でしたが、19世紀にバルブ装置が発明され、ゆるやかに現在の形に変化。20世紀に入ってやっと一般化した楽器です。トランペットの歴史は長いですが、私たちが知る形になってからは、まだまだ日が浅いと言えるでしょう。

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トランペットには10種類以上ある!

トランペットは、最初は一本の管のような楽器でしたが、色々な形に派生していき、現在は10種類以上あります。

主なトランペットの種類

  • B♭管トランペット
  • C管トランペット
  • ピッコロトランペット
  • ロータリートランペット
  • コルネット
  • フリューゲルホルン
  • トライアンファル・トランペット
  • バス・トランペット
  • Dトランペット
  • E♭トランペット
  • Fトランペット
  • Gトランペット……等々

この章では、この中からよく使われるトランペットをご紹介します。

B♭管トランペット

主流のトランペットです。

特徴

B♭菅のトランペットは、「ド」の音が「B♭」です。「B♭」からスタートするトランペットと覚えると良いでしょう。音色はトランペットらしい王道の音です。

役割

吹奏楽やジャズなどで活躍するもっとも一般的なトランペット。小中学校のブラスバンドもB♭管トランペットを使っている所が多いでしょう。初心者にもおすすめのトランペットです。

C管トランペット

B♭管トランペットに次いで愛用されているトランペットです。

特徴

C管のトランペットは、「ド」の音が「C」です。B♭菅よりも明るい音色が出ます。

役割

オーケストラでよく使われているトランペットです。

コルネット

B♭管やC菅トランペットと形は似ており、やや小さいです。

特徴

B♭管やC菅トランペットよりも丸みのある形で、柔らかい音色が特徴。

役割

やや小型なのもあり、小学校のブラスバンドやマーチングでよく使われているトランペットです。

ピッコロトランペット

B♭管やC菅トランペットと形が違い、面白い形状をしています。

特徴

B♭管やC菅トランペットといった一般的なトランペットよりも、1オクターブ上の高音域が表現できるトランペットです。輝かしい音色が特徴的。

役割

バロック音楽の演奏にピッタリです。アンサンブルなどでもアクセントとして活用されます。

トランペットの主要メーカー紹介

この章では主要なトランペットメーカーをご紹介します。

ヤマハ

ホルンやクラリネットといった他の楽器でもおなじみヤマハ。音が正確で美しく、そこまで高額でないトランペットシリーズもあり、小中高の各学校でもよく使われています。

有名なのはXeno(ゼノ)シリーズ。プロのトランペット奏者にアドバイスを受けて生まれたため、Xenoアーティストモデルとも呼ばれるシリーズです。細部までこだわりぬいたトランペットで、正確なレスポンス、豊かな表現力が楽しめます。華やかで豊かな音色に魅了されたファンも多いです。

もちろん他のシリーズも音が安定しており、ヤマハのトランペットは初心者にもおすすめできます。

Bach(バック)

トランペットと言えば「Bach(バック)」と答える奏者も多いほど、定番のトランペットメーカーです。V.Bach(ヴィンセント バック)とも呼ばれます。程よい抵抗感が楽しめますし、重厚感のある音色がお好きな方におすすめです。

有名なのは「180 MLSP(180ML37/25 SP)」という型のトランペット。輝かしくクリアな音で、「トランペットの最高峰」と呼ばれており、世界中にファンが多いです。扱いやすく、初心者にもおすすめです。「180 MLSP(180ML37/25 SP)」以外のシリーズも人気ですよ。

初心者におすすめの種類はどれ?

初心者……特にこれから「トランペットを始めたい!」という方におすすめなのは……

  • 値段が手ごろ
  • お手入れ道具が付いている
  • ミュート(消音グッズ)付き
  • ケース付き

これらが揃ったトランペットです。高価なトランペットなら初心者でも良い音が出せる訳ではありません。また、お手入れに慣れるまでは、万が一壊しても辛くない金額のトランペットの方が気楽に吹けるでしょう。

加えて、お手入れ道具やケース選びも初心者には難しいです。最初はセットで購入すると安心ですよ。

この章では、初心者にもおすすめのトランペットをご紹介します。

ヤマハ

音程が取りやすく扱いやすいため、初心者や子供におすすめ。値段は様々ですが、比較的安いシリーズもあります。お手入れ道具やミュートがセットになっているものもあるので、安心して購入できるでしょう。

格安メーカー&レンタル

SELVA(セルバ)やケルントナーなどの格安メーカーなら、非常に安く手に入ります。「とりあえず吹いてみたい!」という方は格安トランペットを吹いてみるとよいでしょう。

「子供がトランペットやってみたいと言い出して……」といったご家庭も、まずは格安トランペットを買ってみてはいかがでしょうか。

また、楽器のレンタルサービスを利用して、色々なトランペットの吹き心地を試してみるのもおすすめです。

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まとめ

トランペットの歴史や種類の多さを初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。側面的な知識を得ると、ますますトランペットが好きになりそうですよね!

形状こそ違いますが、はるか昔から親しまれてきた楽器です。現在は種類も多く、メーカーによっても音が違います。興味が少しでも湧いた方は、ぜひ色々なトランペットを手に取ってみてくださいね!

こちらの記事では、トランペットレンタルサービスについて比較とおすすめモデルの紹介をしています。予算や期間などから自分にあったサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

宮乃 かぽり /
ビギナーズ編集部 ライター

フリーライター兼イラストレーター。学生時代は吹奏楽部に所属し、楽器の数などの都合で金管楽器をほぼ経験しました。現在は音楽、ヒーリング、占い、フラワーアレンジなど趣味多彩。チャレンジ精神豊富です!

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