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電子レンジの種類とおすすめ電子レンジ8選!メーカー別・単機能・家族向けに分けて紹介
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
キッチンには欠かせない家電として一家に一台はある「電子レンジ」。
一言に電子レンジと言っても、単に温めるのみにとどまらず、多様な機能を備えているものまでと種類もさまざまです。
今回は電子レンジの種類とその特徴、選び方とおすすめ製品についても紹介していきます。
目次
電子レンジの種類は?
電子レンジには、機能や過熱方式によって、「単機能電子レンジ」・「オーブンレンジ」・「スチームレンジ」・「過熱水蒸気搭載オーブンレンジ」に分類されます。
あたため機能のみ!単機能電子レンジ
食材を温めるだけのみのシンプル機能が備わった「単機能電子レンジ」。
つまみを回して出力ワット数と時間を設定するダイヤル式とマイコンを搭載したボタン式があります。
解凍モードや調理によって強弱が調整できるものもあります。
出力ワット数や時間を設定するのが手間な方は、「ごはんあたため」や「解凍」ボタンがついているものがおすすめです。
また稀に低価格な単機能電子レンジの場合、西日本と東日本で対応している周波数帯が異なるものがあります。自分の居住地域の周波数は事前に確認しておきましょう。
料理の幅が広がる!オーブンレンジ
食材を温める機能のほかに、オーブンやグリルなどの調理機能が備わった「オーブンレンジ」。
機能が増えるとボタン式になっているものが多く、本体のサイズも大きくなります。
オーブンやグリルが使えることで、クッキーやケーキ、パンなどを生地から焼くこともできます。またお肉をジュシーに焼き上げることも可能です。
オーブン機能
オーブンは、庫内を一定の温度に保ち、熱帯流によって食材へ熱を伝えます。熱量が多いので、表面にこんがりおいしそうな焦げ目をつけながら、全体に火を通すことができる機能です。
グリル機能
グリルは、違い輻射熱による加熱で、食材に火を通します。オーブンと比べると短時間で火を通すことができるので、焼き魚などにも最適です。
蒸し料理も!スチームオーブンレンジ
オーブンレンジにスチーム機能を備えた「スチームオーブンレンジ」。水を使って水蒸気を利用し、温めや解凍、蒸し料理もできます。
スチームの方式は一般的には、「角皿式」と「水タンク式」があります。
角皿式は、付属の耐熱皿に水をはり、一緒に加熱させるという方式です。
一方水タンク式は、タンクの中で水を沸騰させ発生した水蒸気を庫内に送り込むという方式です。
水蒸気を利用するため、乾燥防止にもなるので、白米などもラップなしでふっくら温めることが可能です。
そのほかにも食材を蒸すことで火を入れるため、余分な油などは使わずにヘルシーに調理が可能です。
ヘルシー調理が簡単に!過熱水蒸気搭載オーブンレンジ
過熱水蒸気を利用して食材を焼き上げる「過熱水蒸気搭載オーブンレンジ」。水を100℃まで熱して蒸気を発生させ、その蒸気をさらに100℃以上の温度に加熱することで、蒸気自体が乾いて高熱になります。
過熱状態の水蒸気を利用して食材を焼けるので、余分な油や塩分を落とすことができ、ヘルシー調理が可能です。
また、スチームオーブンとは違い、水蒸気や庫内自体が100℃以上になることで食材の水分も蒸発するので、揚げ物がカリカリ、サクサクに仕上がります。
電子レンジの選び方
電子レンジの種類を紹介したところで、次は選び方のポイントを紹介します。
どんな条件を重要視するのかしっかり決めてから選ぶと迷わず購入しやすいかと思います。
レンジの種類から選ぶ
どんなことに電子レンジを使いたいのか、など使用用途があらかじめ決まっている場合は、その用途に合わせて選ぶと無駄な出費も防ぐことができます。
- 単機能レンジ:温め機能のみ
- オーブンレンジ:焼料理ができる
- スチームオーブンレンジ:蒸し料理ができる
- 過熱水蒸気オーブンレンジ:ノンフライ料理ができる
単機能レンジ
例えば、冷めた料理を温めるだけで十分!という方には、「単機能電子レンジ」が良いでしょう。あらゆる機能がついていないシンプル設計なため、価格も比較的お手頃価格なものもあります。
オーブン・スチームなど多機能レンジ
そのほか、冷凍ご飯や肉の解凍をしたい方やグラタンやピザなどを焼きたい方は「オーブンレンジ」がおすすめ。
茶碗蒸しやプリンなど蒸し料理をおいしく温めたいという方は「スチームオーブンレンジ」、ノンフライ料理が作りたい方には「過熱水蒸気搭載オーブンレンジ」がおすすめです。
サイズ・容量で選ぶ
電子レンジを置く場所などを見計らいならが、必ず外寸を確認してから購入しましょう。後々置きたかった場所に置けないという失敗が少なくなります。
ちょっとした料理のあたためなら20L程度
目安としては、どのような料理を作りたいかにもよりますが、単機能電子レンジやオーブンレンジでちょっとした料理の温めくらいのレベルなら20Lの小さめの容量でも問題ないでしょう。
オーブン機能付きなら作る量による
オーブン機能などを活用して調理する場合は、1〜2人分なら20〜25L、3人分以上なら30L以下程度がおすすめです。
お手入れのしやすさで選ぶ
庫内は温めているときや調理中で汁や油などが飛ぶことも多々あります。そういった場合、常に清潔に保ちたい方にはお手入れのしやすさタイプをおすすめします。
電子レンジには食材やお皿を乗せた円盤が回転する「ターンテーブル」と、食材やお皿を直接置ける「フラットテーブル」があります。
ターンテーブルは、掃除をするときに円盤からターンテーブルを外さなくてはいけません。
一方フラットテーブルは何かを外す手間がなく、そのままダイレクトに掃除ができるので、非常にお手入れがしやすいタイプになっています。
デザイン性で選ぶ
最近では、生活感のないスタイリッシュでデザイン性の高い電子レンジも多く販売されています。
機能性にも申し分ないものも多くあるので、キッチンインテリアにこだわりがある方やおしゃれな電子レンジが欲しい!という方は、デザインから選ぶと良いでしょう。
電子レンジの人気メーカーの特徴|おすすめブランドも紹介
国内にはさまざまなメーカーから電子レンジが販売されています。
メーカーによって特徴も異なるので、ここでは人気メーカーの特徴を紹介します。
ぜひ購入時の参考にしてみてください。
日立/HITACH
電子レンジだけでなく、さまざまな電機器具を扱う総合電機メーカーの日立。
自動メニューのあたために定評がある「ヘルシーシェフ」ブランドで展開しています。
さらに人気のスチーム調理やお手入れが簡単で、使い勝手の良いメーカーです。
昨今では、ベーカリー機能を搭載したオーブンレンジも販売しており、パンを焼きたい方にはおすすめです。
日立のおすすめ電子レンジ|ヘルシーシェフ
31Lでファミリー向けのこちらのオーブンレンジ。重量センサーで食品の重さを感知して自動であたため時間が設定されます。
また、クックパッド殿堂入りレシピ5レシピもオートで作れて、2品同時あたためもできるなど、炊事の負担が減らせます。
Panasonic/パナソニック
日本を代表する総合電機メーカーのパナソニック。
電子レンジ・オーブンレンジは「エレック」、スチームオーブンレンジは「ビストロ」というブランド名で展開しています。
また、パナソニックの電子レンジの中には、通常の温め機能のほかに「焼く」・「煮る」・「揚げる」・「蒸す」などを1台でこなせるタイプもあり、色々な場面で活用したい方にはおすすめです。
パナソニックのおすすめ電子レンジ|エレック
26Lのオーブン・グリルレンジで、見た目もスタイリッシュで、それゆえ画面が小さくなっているのが特徴です。インテリアになじませたい方におすすめです。
食品の中心からおだやかに、ムラを抑えて解凍する「全解凍」機能で、下ごしらえもスムーズ。
SHARP/シャープ
国内で生また総合電機メーカーで、液晶技術に長けているシャープ。
電子レンジは、油を使わずに過熱水蒸気で加熱して調理する「ヘルシオ」ブランドで展開しています。
ウォーターオーブンという独自の名称を使ったりと過熱水蒸気による調理が特徴的で健康志向の方には根強い人気を誇っています。
シャープのおすすめ電子レンジ|ヘルシオ
気体が水に変わるときに発熱する性質を利用したヘルシオ。過熱水蒸気が食材との温度差で冷やされて、水に戻ろうとする時に発生する「凝縮熱」を調理に生かすことで、熱風(オーブンレンジ)の8倍ものエネルギーを発生し、水だけおいしく焼くことができます。
低酸素調理、そして過熱水蒸気で調理するので、素材の栄養素を守りながら本来の旨みや甘みを引き出す調理を実現しています。
TOSHIBA/東芝
白物家電でおなじみの家電メーカーの東芝。
電子レンジは「石窯ドーム」というシリーズを展開しています。
とにかく高熱で加熱することができるので、パンを作ることに非常に向いています。
さらに、その加熱温度になるまでの時間も早く、全体の調理時間も時短できるので、素早く高熱にしたいなど用途が明確な方にはおすすめです。
東芝のおすすめ電子レンジ|石窯ドーム
東芝の過熱水蒸気オーブンレンジ「石窯ドーム」。難しそうに見えるオーブン料理がオートで簡単にできます。
分量を感知して温度と時間が自動で設定される上に、食材に合わせておいしく仕上がる温度を見極めます。お肉はジューシーに、お魚は皮がパリッと中はふっくらと仕上がるので、少ない手間で本格的な料理ができます。
おすすめの電子レンジ
ここからは、一人暮らし向けとファミリー向けに分けて、おすすめの電子レンジをご紹介します。
一人暮らし向け|単機能レンジ
サイズがコンパクトで、温め機能のみの単機能電子レンジは一人暮らしにおすすめです。
パナソニック NE-FL100
安定して温められると評判のこちらの商品。解凍ムラを抑える「スクリューアンテナ」も搭載されています。
ボタンも大きめなので、機械の操作が苦手な方や高齢の方にも使いやすいです。掃除がしやすいフラット庫内も魅力。
アイリスオーヤマ IMG-T177-5-W
つまみを回すだけのらくらく操作な電子レンジ。シンプルな見た目でありながら、あたためから解凍まで6段階切替で幅広く対応しています。
また、最大15分まで調理時間を操作可能です。タイマー操作部分の下には、ごはん、牛乳、弁当などのあたため目安も記載されていて便利です。解凍の際にも目安を見て設定できる仕様になっています。
こちらの記事では、一人暮らし用の電子レンジの選び方をご紹介しています。
家族向け|多機能レンジ
多機能な電子レンジであれば、献立の幅も広がります。ここでは、家族向けに多機能な電子レンジをご紹介します。
シャープ 過熱水蒸気オーブンレンジ 電子レンジ RE-SS10X-W
31Lの大容量、2段調理できるダイヤル式電子レンジです。ラップなしでも、水蒸気の力で食品にうるおいを与えながらしっとりあたためられるスチームレンジ。
解凍機能に関しても、包丁で切れる状態まで解凍できます。使う分だけさっくり切れて、残りは再度冷凍できるので鮮度を保てます。
過熱水蒸気とヒーター加熱で自動調理できる機能で、油を使わないでカリッと焼ける「ノンフライの揚げ物」や「焼き物」のメニューが充実しています。
ヘルツフリーなので、引っ越しても長く使うことができます。
パナソニック 3つ星 ビストロ NE-BS808 スチームオーブンレンジ
2021年6月にパナソニックから発売されたこちらの電子レンジは、30Lの大容量で一度に複数温められるのでファミリー向きです。
火力も強く、「両面グリル」 を備えているので裏返さずにこんがり焼けます。また、「凍ったままグリル」機能では冷凍から一気に焼き上げられて時短調理もできます。
多機能で大容量だとお手入れが煩雑にならないか気になるところですが、「オートクリーン加工」で天井の油汚れがサラサラになり、庫内のお掃除がラクですよ。
電子レンジはレンタルがおすすめ!
一時的に電子レンジを使いたいという場合や、購入する機種を検討しているという場合には、ゲオあれこれレンタルやDMMいろいろレンタルなどのレンタルサービスの利用がおすすめです。
家電のレンタルサービスでは数日間から借りられる上、気になる機種を試せるので、様々なシーンで役立ちます。
電子レンジのレンタルを考えている方は、おすすめの安い家電レンタルサービスを厳選して紹介した記事も参考にしてください。
まとめ
電子レンジと一言に言ってもただ温めるだけの機能から、オーブンやグリルなどの高機能のものまであり、値段もピンキリです。
また、高機能になればなるほど、設置場所も必要になります。どんなタイプが一番自分には合っているのか、今回紹介した記事を参考に最適な電子レンジを見つけてみてください。
電気代が気になる方は、電気代節約の方法もあわせて読んでみてくださいね。
内野奈々 /
ビギナーズ編集部 ライター
編集ライターとして12年。広告や雑誌、インタビューなどさまざまなジャンルで活動しています。 リラックスタイムは映画とショッピング、そして愛犬と戯れること。