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英語の勉強は英文音読がおすすめ!効果的なステップと6つのポイント

英文の音読をすると英語力が早く身につくと言われています。学校の授業でもみんなで英文を読んだ経験があるのではないでしょうか?今回は英語力を素早く身につけたい方のために、効果の高い音読の方法や、音読時に抑えておくべきポイントなどをご紹介します。
英語の勉強は英文音読がおすすめ!効果的なステップと6つのポイント

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「英語の勉強を始めたい。まずは教科書を買って自宅で勉強したいな」という方には、音読がおすすめです。音読とは声を出して文章を読むこと。声に出すことで発音が確認できるなど、メリットが色々とあります。

声に出さずに勉強するのと、音読しながら勉強するのとでは、習得スピードが全く違うと言われる程、音読は英語の勉強において効果的です。

今回は英語の音読について説明します。また、音読におすすめの教科書やアプリもご紹介しますので、ぜひご活用ください。

英語の音読にはどんな効果があるのか

この章では、英語を音読すると、どんな効果があるのかをまとめました。

発音が矯正される

頭の中では発音できているつもりでも、実際に声に出してみると発音ができないことが多いです。何度も英文を聴きながら繰り返し音読していると、発音が矯正されます。



リスニング・リーディング力が上がる

英語の音声を聴きつつ、英文を読みながら音読していると、リスニング力やリーディング力が上がります。一般的に英文を自分の解釈だけで音読するのは推奨されていません。発音を間違って覚えていることがあるからです。

実践的な英語力に繋がる

海外旅行や海外出張といった英語を使うシーンだけでなく、街で海外の方から道を聞かれたり、職場やクラスに英語圏の方がいたりと、日常的に英語を話す機会は増えています。

音読は英語でのトーク力を上げます。英語で話すことができるようになれば、実践的な英語力が身についたと言えるでしょう。

主な英文音読方法を4つ紹介

音読は色々なやり方があります。この章では4つの音読のやり方をご紹介します。

スラッシュリーディング

スラッシュリーディングとは区切り読みのことです。意味の塊(かたまり)ごとに「/(スラッシュ)」を入れます。そして塊ごとに音読するやり方です。

例えば、

I start reading aloud from today.

(私は今日から音読を始めます)

という英文なら、

I start reading aloud/from today.

このように、「音読を始める」と「今日から」の間に/が入れられます。何となく分かりますよね?

初めての場合は、長い文章を続けて読むのは難しいです。/を入れてみて、区切って読むと読みやすいですよ。この区切り読みは文章読解にも大きく役に立ちます。英語の読解力も上がるでしょう。

リピーティング

リピーティングは、CDやアプリなどでネイティブの方が話す英語を聴き、真似して復唱する方法です。音読の基本ともいえる方法で、リスニング力(聞き取り力)も身につきますし、正しい発音が習得できる素晴らしい音読方法です。

繰り返し、繰り返し同じ英文を聴き、何度も復唱するのがポイントですよ。

オーバーラッピング

オーバーラッピングとは英文を読みながら、英語の音声と同時に音読する方法です。復唱と違い、音声と一緒に読みます。

シャドーイング

シャドーイングは英文を見ずに、音声を追いかけながら音読する方法です。全文を覚えるのは難しいので、長文は区切りながらやってみてくださいね。

英文音読をする6つのおすすめステップ

では、どういったステップで音読を進めると、英語力がつきやすいのでしょうか?この章では、CDやアプリで英語の音声を聞き、英文を復唱する「リピーティング学習」を前提として、おすすめのステップを6段階に分けてご説明いたします。

英文を読解する

まず、英文を読んで理解しておきます。この時点で、スラッシュリーディング用に「/(スラッシュ)」を入れて、文章を分けておくといいですね。

わからない単語があれば調べる

英文を理解するためにも、意味が分からない単語は調べておきます。Google検索など調べれば、その単語の発音や発音記号も分かりますので、予習と思って確認しておくとよいでしょう。

英文の音声をリスニング

英文の音声を聴きます。英文を読みながら何度も聴いていれば何となく聞き取れるようになりますよ。

ちょうどいい長さでリピートする

スラッシュリーディング(区切り音読)をします。まずは分けて読めば、単語一つ一つの発音を大事にできますし、意味もハッキリ分かるようになるのがメリットです。

全文を音読する

スラッシュリーディングの後は、全文音読です。一文を続けて読めるようにします。何回も音読していると、抑揚のつけ方も真似できますよ。

シャドーイングをする

最後に、英文を見ないようにして、音声を追いながら英文を口に出してみます。ここまでくると、単語や英文の意味、発音なども随分覚えていることが自分でも分かるので、達成感が味わえます。

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効果的な音読を実現する6つのポイント

この章では音読のポイントをご紹介します。

音読の前の下準備を大切にする

適当な音読では、正しい発音が身につかないため、英語力アップに結び付きません。英単語ごとに発音を確認し、正しく発音できるようになることが重要ですので、先ほどもご説明しましたが、単語の意味調べや発音の確認といった下準備は大切です。

何度も繰り返すこと

同じ英文を何度も聴いて、何度も繰り返すことがポイントです。何十回と聞きますので、最初の教科書は自分の興味のある内容や、簡単な内容の本を選ぶと飽きなくてよいですよ。

発音記号は完璧な発音のためのツール

発音記号はいくつか種類があります。ここでは、母音21音と子音24音をご紹介していきます。

まずは、母音21音です。以下の通りになります。

発音記号 発音方法
æ 「ア」と「エ」の間の音
ʌ 小さく口を開けて、「ア」の後に、小さい「ッ」が入るイメージ
ɑ 大きい口で、「ウ」の口をしたまま「ア」
ɑː 大きく口を開けて、「オ」の口をしたまま、「ア」を伸ばすイメージ
ɑːr ɑːの発音方法で、音の終わりに舌先をを丸めるイメージ
ə 力を入れず、リラックスした「ア」
ər əの発音方法で、音の終わりに舌先を丸めるイメージ
əːr ərの発音で音を伸ばす
i 「イ」と「エ」の間の音
i: 唇を横に引いて「イ」を伸ばすイメージ
u 短めの「ウ」
u: 「ウ」の音で伸ばす
ou 強めの「オ」の後に、弱めの「ウ」のイメージ
ɔ 口を大きく開けて、短く「オ」
ɔ: ɔの発音方法で、短くではなく、音を伸ばす
ɔ:r ɔ:の発音方法で、音の最後に舌先を丸めるイメージ
ai 口を大きく開けて「ア」の後に、「イ」のイメージ
au 口を大きく開けて「ア」の後に、小さく「ウ」のイメージ
ei 「エ」の後に、小さく「イ」のイメージ
ɔi 口を大きく開けて「オ」の後に、小さく「イ」のイメージ

次に、子音24音をご紹介します。

発音記号 発音方法
p 唇を閉じて、弾くように息を吐く
b 唇を閉じて、弾くように音を出す
t 舌先を上の歯につけて、息を吐く
d 舌先を上の歯につけて、音を出す
k 「ク」の後に、小さい「ッ」があるイメージ
g 「グ」の後に、小さい「ッ」があるイメージ
f 下唇を上の歯に軽く当てて、息を吐く
v 下唇を上の歯に軽く当てて、音を出す
θ 舌を軽く噛みながら、息を吐く
ð 舌を軽く噛みながら、音を出す
s 舌先を上の歯茎に近づけて、息を吐く
z 舌先を上の歯茎に近づけて、音を出す
ʃ 口の形を「ウ」にして、息だけで「シュ」の音を出す
ʒ 口の形を「ウ」にして、「ジ」の音を出す
ʧ 口の形を「ウ」にして、息だけで「チュ」の音を出す
ʤ 口の形を「ウ」にして、「ジュ」の音を出す
h 「ハ」と息を吐く
l 舌先を上の歯茎につけて、音を出す
r 舌の先をどこにもつけずに、奥に引っ込めたまま「ラ」の音を出す
w 口の形を「ウ」にして、「ウ」を濁したような音を出す
j 舌の中央と上顎の中央を合わせて、隙間から音を出す
m 口を閉じて、鼻から「ム」の音を出すイメージ
n 舌先と上の歯茎をつけて、「ン」と音を出す
ŋ 口を閉じて、鼻から「ン」の音を出すイメージ

音声を聴きながら、発音記号を見ていると、「あ、この発音記号は、こんな発音をするのか」と体感できます。覚えてしまえば完璧な発音ができるようになりますし、発音記号を見るだけで発音できるようになるでしょう。

意味を理解しながら音読しよう

ただ、音声に何となく合わせて復唱するのではなく、単語の意味や発音記号、抑揚のつけ方などを理解しながら音読します。そうすると英語の上達が早いですよ!

英語独特の抑揚をつけて読むこと

単語をただ並べるだけといった読み方は、話す側も難しいですし、聞き手も聞き取りにくいです。そのため、英文は抑揚(強弱)をつけて読みます。ポイントは「どの単語が一番重要か?」を理解することです。

基本的には主人公(主語)の行動が一番重要ですが、「お会いするのは月曜日ですか?」といった文章なら「月曜日」が一番重要なので、一番強く読むべき単語となります。強く読む箇所を意識して抑揚を付けながら音読すると、英文は読みやすいですよ。

慣れてきたらスピードを上げてみる

最初はゆっくり、単語一つ一つを噛みしめるように発音してみてください。教材によっては音声の速度を変えられますので、最初は音声をゆっくり流し、自分もゆっくり音読してくださいね。

それから徐々にスピードを上げます。徐々に速くすると、速くても聴きとれるので気分がいいですよ。リスニング力もつくのでおすすめです。

英語の音読におすすめの教材・アプリ

この章では音読におすすめの教材やアプリをご紹介します。教科書にせよアプリにせよ、音声付きの教材を選ぶことが重要です。英文付きの動画サイトでも構いませんので、とにかく音声付きを選んでくださいね。

初級の方におすすめ~CD BOOK 中学3年分の英語が3週間で身につく音読~

音読の為のCDブックです。「中学英語をすっかり忘れているので、文法から勉強したい」という方におすすめの一冊。日本人の著者が日本の中学で習う英語をまとめているので、分かりやすいです。(英文の音声はネイティブの方です)

おすすめポイントは、毎日レッスンをこなせば3週間で中学3年分が復習できること。学習していて嫌になるのは、ゴールが遠すぎることです。

この本なら「とりあえず一週目は3週間で終わるぞ!」と思えるので頑張れますよ。これを何度も繰り返すうちに音読や文法の力が身につきます。

中級の方におすすめ~12週間で「話せる」が実感できる魔法のなりきり英語音読/サマー・レイン~

中級用です。初級用では?という方もいますが、「私は中学英語もさっぱり……」という方には少々難しいでしょう。アメリカ人の先生ですが、英語が聴きとりやすく、日本語も大変分かりやすいのが魅力です。

CD付きで、ホームページから音声をダウンロードしてスマホなどで聴けますし、youtube動画でもミニ講座が見られます。CDを聴く環境がない方におすすめ!

上級の方におすすめ~スマホアプリ「Voice Tube」~

英文付きの動画が見られるアプリです。速度も変えられますし、英文には日本語訳もついているので、まさしく音読にぴったりですよ。

しかも、音楽や料理等々、ジャンルが豊富なので、好きなジャンルで英語が勉強できるのが魅力。TOEIC用の動画もありますよ!

「興味のないことは、聞くだけでも苦痛」という方におすすめです。また、パソコン版もあり、登録しなくても動画が見られるので気軽にチャレンジできるでしょう。

動画で英語学習 - VoiceTube
動画で英語学習 – VoiceTube
開発元:REDIDEA CO., LTD.
無料
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まとめ~粘り強く努力を続けること~

英語は一日二日では身につかない人がほとんどです。粘り強く半年、一年と続けていくと、徐々に上達します。音読はリスニング力やトーク力などを飛躍させます。達成感を大事にしつつ、楽しんで続けてくださいね!

英語の音読がもたらす効果をもっと詳しく知りたい人はこちらの記事を確認してみてくださいね。

宮乃 かぽり /
ビギナーズ編集部 ライター

フリーライター兼イラストレーター。学生時代は吹奏楽部に所属し、楽器の数などの都合で金管楽器をほぼ経験しました。現在は音楽、ヒーリング、占い、フラワーアレンジなど趣味多彩。チャレンジ精神豊富です!

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