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名作小説おすすめ30選|選び方やポイントをジャンル別に紹介!
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
小説を読みたいときどんな小説を選べばいいかわからないときがありますよね。初心者の方は特に作品の選び方がわからないかもしれません。
そんなときに読んでほしいのが「名作小説」の数々です。名作小説は誰もが聞いたことがある作品から、映像化された作品まで様々あります。
今回はそんな名作小説をジャンル別に紹介します。さらには名作小説の選び方のポイントも見ていきましょう。
- ジャンル別のおすすめ名作小説30冊がわかる
- 名作小説の選び方がわかる
- 名作小説が購入できる電子書籍サービスがわかる
目次
ジャンル別のおすすめ名作小説30選
ここからは、ジャンル別のおすすめ名作小説をご紹介していきます。誰もが聞いたことがあるような有名作品を中心にあらすじも見ていきましょう。
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現代小説
現代小説とはその名の通り、現代社会を舞台にストーリーが展開していきます。
『博士の愛した数式』著者:小川洋子
現代小説のおすすめ作品は小川洋子の『博士の愛した数式』です。
家政婦の主人公が派遣されたのは80分しか記憶が持たない元数学者の博士の家。数学にしか興味のない博士と主人公の不思議な日々が始まります。本作は愛に溢れていて、温かい気持ちにさせてくれる素敵な作品と評判です。
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『ノルウェイの森』 著者:村上春樹
1987年に発行された村上春樹の作品。世界中で読まれる村上春樹の代表作です。
37歳になった僕は、機内に流れるビートルズのメロディーに18年前のあの日々を思い出し、激しく心をかき乱されていた。18年という歳月が流れ去ってしまった今でも、僕はあの草原の風景をはっきりと思い出すことができる。
映画化もされた人気の名作です。
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恋愛・青春小説
恋愛や青春が描かれた作品です。恋愛小説は映画やドラマ化されることも多く、作品名は知っているという方も多いかもしれません。
『鴨川ホルモー』 著者:万城目学
万城目学氏のデビュー作で第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞しています。京都の大学生が「ホルモー」と呼ばれる競技に取り組む、青春ファンタジー小説です。
「京大青竜会」なる怪しげなサークルに勧誘された主人公が、「ホルモー」という謎の競技を通じて経験する2年間の青春と恋愛を描いた作品です。
京都伝統の競技を通じて、笑いや涙、恋に友情など、学生らしい爽やかな青春が見られます。
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『君の膵臓をたべたい』 著者:住野よる
『君の膵臓をたべたい』は、住野よるによる日本の恋愛小説です。小説投稿サイト「小説家になろう」に、当作品を投稿したことがきっかけでデビューをはたしました。
ある日、高校生の主人公はタイトルが「共病文庫」という一冊の文庫本を病院で拾います。それは、クラスメイト山内桜良が密かに綴っていた日記帳でした。
そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていていたのです…。
読後、きっとこのタイトルに涙すること間違いなしの、感動の恋愛小説です。累計250万部を突破しベストセラーとなっています。
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『植物図鑑』 著者:有川浩
『植物図鑑』は、角川書店より出版された有川浩のライト文芸・恋愛小説です。角川書店のケータイ小説サイト「小説屋 sari-sari」で2008年から2009年まで連載されていました。
ある日、主人公の家の前で倒れていた男性を家に泊めてあげるところから物語は始まり、二人の共同生活は次第にかけがえのない日々となっていくきます。野草狩りをきっかけに距離が縮まっていく2人…。
読者と書店員が選ぶ「みんなの幻冬舎文庫(書店編)」第1位や「第1回ブクログ大賞」小説部門大賞を受賞し、人気の恋愛作品です。語り口が読みやすく、植物の知識も深まる興味深い1冊です。
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こちらの記事では、おすすめの恋愛小説を紹介しています。恋愛小説についてもっと詳しく知りたい方はぜひチェックしてみてくださいね。
ミステリー・ホラー小説
ミステリー小説は殺人や誘拐など様々な犯罪を解決していくという謎解き要素も満載な小説ジャンルです。
『容疑者Xの献身』著者:東野圭吾
ミステリー小説でおすすめの本は東野圭吾の『容疑者Xの献身』です。
本作は日本を代表する作家・東野圭吾のミステリー小説で、第6回ミステリ大賞や、第134回直木賞を受賞しています。
湯川学を主人公としたガリレオシリーズの第3弾でもある本作は、江戸川で発見された死体をきっかけに物語が始まります。 人間の本質や愛とは何なのかということを考えさせられる内容で物の見方や考え方が変わるほどの最高の1冊と評判の1冊です。
こちらも日本を含む様々な国で映画化がされた名作小説なので、映画版と比較してみてみることもおすすめです。
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『砂の器』 著者:松本清張
松本清張が開いたミステリーの新境地『砂の器』。
東京・蒲田駅の操車場で男の扼殺死体が発見されました。被害者の東北訛りと“カメダ”という言葉を唯一つの手がかりとした必死の捜査も空しく捜査本部は解散するが、老練刑事の今西は他の事件の合間をぬって執拗に事件を追います。
今西の寝食を忘れた捜査によって、断片的ですが貴重な事実が判明し始めます。しかし彼の努力を嘲笑するかのように第二、第三の殺人事件が発生します…。 映画でもドラマでも大ヒットした社会派ミステリーです。
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『ゴールデンスランバー』 著者:伊坂幸太郎
『ゴールデンスランバー』は伊坂幸太郎による作品で、2010年に堺雅人さん主演で映画化もされた名作です。2008年本屋大賞受賞、第21回山本周五郎賞受賞しています。
首相暗殺の濡れ衣を着せられた男の、2日間に亘る逃亡劇を描いた物語です。
作品は、全部で五部から構成されており、第四部「事件」が作品の大半を占めています。序盤から多くの伏線がはられ、魅力的な人物が数多く登場し、それまでの著者の作品のエッセンスが数多く含まれていることから、本作発表時点での著者の集大成と評されています。
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『すべてがFになる』 著者:森博嗣
『すべてがFになる』は、推理作家森博嗣のミステリー小説です。第1回メフィスト賞を受賞しています。
孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れました。
偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑みます。新しい形の本格ミステリー作品で読みごたえがあります。
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『白夜行』 著者:東野圭吾
『白夜行』は、東野圭吾によるミステリー小説で、舞台化やドラマ化、映画化された人気の作品です。
1973年の夏、大阪のある廃ビルで起きた質屋殺しのストーリーです。何人もの容疑者が捜査線上に浮かぶが、決定的な証拠がないまま時は流れていきます。
当時小学5年生だった被害者の息子・桐原亮司と、ある容疑者の娘・西本雪穂は、何かを抱えながらもその後の人生をそれぞれに歩んでいくかに見えました。しかし、二人の周囲では一見関連性のない不可解な事件が次々と起きていきます…。
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『夜市』 著者:恒川光太郎
『夜市』は、恒川光太郎によるホラー小説です。第12回日本ホラー小説大賞を受賞しました。
妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場「夜市」。ここでは望むものが何でも手に入ります。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買いました。
野球部のヒーローとして成長した裕司でしたが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けます。そして、弟を買い戻すため、裕司は再び夜市を訪れます…。奇跡的な美しさに満ちた感動のエンディング!魂を揺さぶる、日本ホラー小説大賞受賞作です。
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『シャイニング』 著者:スティーヴン・キング
ホラーといえばこの人と言っても過言ではない、超有名なアメリカの作家スティーブン・キングが書いた、ホラー小説『シャイニング』。スティーブン・キングは、『ミザリー』や『グリーン・マイル』など数々の名作があることでも有名です。
鬼才スタンリー・キューブリック監督による映画化作品でも有名な、世界最高の恐怖の物語です。
雪に閉ざされたホテルに棲む悪霊が、管理人一家を襲います。天才キングが圧倒的筆力で描き出す恐怖!これこそ幽霊屋敷もの、そして20世紀ホラー小説の金字塔です。
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『ミレニアム』 著者: スティーグラーソン
スウェーデンを舞台に、40年前に起きた少女の失踪事件が描かれたミステリー小説です。全世界で6000万部の売り上げを記録した驚異のミステリ三部作の第一部。
月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家の違法行為を暴く記事を発表しました。しかし名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れました。
そんな折り、大企業グループの前会長ヘンリックから依頼を受けます。およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘ハリエットが失踪した事件を調査してほしいというのです。解決すれば、大物実業家を破滅させる証拠を渡すと言われます。ミカエルは受諾し、困難な調査を開始するのです…。電子書籍版が上下合本で登場。
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SF・ファンタジー・冒険小説
SF小説は科学的な空想などをベースとしたフィクション小説のことを指します。ファンタジー小説とは魔法や魔物など様々な異次元の世界を体験できる小説ジャンルです。
また、冒険小説とは冒険的な要素を含んだ作品のことです。劇的な展開が楽しめるので様々な世代の方にも読みやすいのでおすすめですよ。
『わたしを離さないで』著者:カズオ・イシグロ
SF小説のおすすめ本はカズオ・イシグロの『わたしを離さないで』です。
本作はイギリスに住む介護士・キャシーの過去を紐解くストーリーが展開されていきます。著者のカズオ・イシグロは長崎県出身の日系イギリス人で、様々な名作を生み出していて、2017年にはノーベル文学賞も受賞しています。
読みすすめていくうちに真相が明らかになっていき、色々と考えさせられる内容となっています。
そんな本作は本国イギリスで実写映画化がされ大ヒット。日本でもドラマ化や舞台化などされました。
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『白鯨』著者:ハーマン・メルヴィル
冒険小説のおすすめ本はハーマン・メルヴィルの『白鯨』です。
本作は1851年に発表された世界十大小説の一つにも選ばれている事実をベースに描いた冒険小説です。伝説の巨鯨を捕獲するためにアメリカの捕鯨船団が世界中の海を探索するというストーリー。
捕鯨に命を懸ける男たちの人間味も含めてしっかりと描いていて、情景描写が素晴らしことも魅力的な作品です。
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『ハリー・ポッター』シリーズ 著者:J.K.ローリング
ファンタジー小説はもちろんJ.K.ローリングの『ハリー・ポッター』シリーズです。
言わずと知れた名作『ハリー・ポッター』シリーズ。実は原作小説を読んだことがないという方も多いのではないでしょうか。
ストーリーは人間界に住む孤独な少年・ハリー・ポッターが実は魔法使いであることを知らされ、ホグワーツ魔法学校に入学するというところから始まります。そこから始まる壮大な物語は様々な世代の人々を魅了し、映画化もされました。
シリーズは全8巻あり、どの巻魅力的なストーリー構成と息をつかせぬ展開が待っています。
第1巻では子供だった主人公のハリーと友人のロン、ハーマイオニーの3人が成長していく姿もずっと追っているので、読み進めていくうちに彼らの恋や青春、挫折など誰もが体感するあの感覚に共感できること間違いなしです。
それだけではなく、魔法というファンタジー小説ならではの要素も夢を見させてくれて、ワクワクする要素となっています。本作も映画化がされているので、原作小説と映画を比較しながら読んでいくということもおすすめです。
子供向けと思われる人も多いかもしれませんが、大人でも十分に楽しめる内容となっているので、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
『旅のラゴス』 著者:筒井康隆
『旅のラゴス』は、筒井康隆によって書かれたSF小説です。
主人公のラゴスは、突如文明を失った世界を旅する男。
北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。
集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何なのか?
異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編です。
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『時をかける少女』 著者:筒井康隆
『時をかける少女』は、筒井康隆のSF小説です。略称は「時かけ」で、多くの人に愛される作品です。
ある日、故障した自転車で交通事故に巻き込まれそうになった瞬間、彼女はタイムリープしてしまいます。
ラベンダーの香りを嗅いだことで時を自在に超える能力を身につけた中学3年生の少女が、その能力を通じて重ねていくさまざまな思いや経験を、サスペンス要素や青春、ラブロマンスを交えて描かれています。
ドラマ・映画・舞台化もされており、非常に人気の作品です。
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こちらの記事では、おすすめのファンタジー小説を紹介しています。ファンタジー小説が好きな方はぜひチェックしてみてくださいね。
歴史小説・古典文学
古典文学とはざっくりと言うと古い時代から読みつがれている文学のことを指します。そんな古典文学は時代の垣根を超え、現代に精通する人々の考え方や様子が描かれている場合が多いので、共感できる作品も多いです。
『吾輩は猫である』著者:夏目漱石
古代文学のおすすめ作品は夏目漱石の『吾輩は猫である』です。
言わずと知れた名作である本作は、ある家族の元で飼われている雄猫を中心に、家族やその他の人々の様子を雄猫の視点から描いています。人間臭さがにじみ出る作品で、猫の視点から描かれている点もとてもユニークですよね。
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『蟹工船』 著者:小林多喜二
本作『蟹工船』は1929年に文芸誌『戦旗』で発表され、各国で翻訳されるなど日本プロレタリア文学の代表作です。
想像を絶する過酷な労働環境。監督の浅川は労働者たちを使い捨てにします。生きながら少しづつ死んでいく、ワーキングプアの状況は現代にも似ています。果たして労働者たちはどうするのか…。
過酷な労働条件や暴力、虐待の日々が続く蟹工船乗組員の生活が描かれていきます。
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『人間失格』 著者:太宰治
太宰治の最後の長編小説「人間失格」。
「恥の多い生涯を送って来ました」そんな身もふたもない告白から男の手記は始まります。男は自分を偽り、ひとを欺き、取り返しようのない過ちを犯し、「失格」の判定を自らにくだします。
恵まれた家庭環境に育ちながらも、幼い頃より人間に怯え、嫌悪感を抱く主人公。そんな男の崩壊していく人生を鋭く描いた太宰治の代表作です。
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『源氏物語』 著者:紫式部
『源氏物語』は、平安時代中期、11世紀初めに成立した、世界最古の長編小説です。
平安時代の才女・紫式部が生み出し、1000年以上読み継がれてきた超ロングセラー恋愛小説です。さまざまな作家により訳され出版されています。
『源氏物語』を通して日本文学の美しさに触れてみるのもいいかもしれません。
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政治・経済小説
政治上の事件や人物を主題とした小説、また特定の政治思想を世間に広めるために書かれた小説を「政治小説」といいます。
『民王 シベリアの陰謀』 著者:池井戸潤
半沢直樹『オレたちバブル入行組』の作者で有名な池井戸潤の小説です。
「マドンナ・ウイルス?なんじゃそりゃ」第二次内閣を発足させたばかりの武藤泰山を絶体絶命のピンチが襲います。
目玉として指名したマドンナこと高西麗子・環境大臣が、発症すると凶暴化する謎のウイルスに冒され、急速に感染が拡がっていきます。緊急事態宣言を発令し、終息を図る泰山に、世論の逆風が吹き荒れる…。
一方、泰山の息子・翔は、仕事で訪れた大学の研究室で「狼男化」した教授に襲われてしまいます。マドンナと教授には共通点が…!?泰山は、翔と秘書の貝原らとともに、ウイルスの謎に迫ります。
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『マネーロンダリング』 著者:橘玲
経済小説やノンフィクションなどを執筆している橘玲のデビュー作です。
表題のとおりマネーロンダリング(資金洗浄)をテーマに書かれた作品です。国際金融都市の香港と東京を舞台に、租税回避やマネーロンダリングについて書かれています。
香港在住のもぐりのコンサルタント工藤を、麗子が訪ねます。「五億円を日本から海外に送金し、損金として処理してほしい」彼女の要求は、脱税の指南でした。
四ヶ月後、五億ではなく五十億の金とともに麗子は消えます。すぐに工藤は東京へ、麗子と五十億の金はどこへ?
マネーを知り尽くした著者による驚天動地の金融情報小説です。サスペンス要素も盛り込まれた、読み応えのある小説です。
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児童小説
児童小説とは子供でも読みやすい小説のことを指します。使われている言葉かわかりやすいことも特徴的で、エンターテインメント性があることも魅力的なジャンルと言えるでしょう。
『星の王子さま』著者:サン=テグジュペリ
児童小説のおすすめ本はサン=テグジュペリの『星の王子さま』です。
砂漠に不時着した王子様に別の星からやってきた王子様に声をかけられます。彼らは友達になりますが…。子供だけではなく大人でも惹き込まれてしまうメッセージ性で、あらゆる世代の人から愛されている作品です。
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『銀河鉄道の夜』 著者:宮沢賢治
賢治の死の直前まで変化発展し続けた、最大にして最高の傑作『銀河鉄道の夜』。
銀河祭りの夜、ジョバンニとカムパネラは銀河鉄道に乗って旅をします。
一人星空に思いをはせるジョバンニでしたが、突然「銀河ステーション」というアナウンスが響きます。突然目の前が光に包まれ、気が付くとジョバンニは銀河鉄道の中にいたのでした。
童話として位置付けられている作品ですが、大人が読んでもそのテーマ性の深さに引き込まれる宮沢賢治の名作です。
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海外小説
現在ではさまざまな国の本が翻訳されていて、海外で有名な作品も読むことができます。国内文学作品とは違う、外国ならではの文化や雰囲気を海外小説では味わえるかもしれません。
『カラマーゾフの兄弟』 著者:ドストエフスキー
『カラマーゾフの兄弟』はドストエフスキーによって書かれた作品で、世界中で読まれる世界の名作です。
物欲の権化のような父フョードル・カラマーゾフの血を、それぞれ相異なりながらも色濃く引いた三人の兄弟の物語です。
これらの人物の交錯が作り出す愛憎の地獄図絵の中に、神と人間という根本問題を据え置いた世界文学屈指の名作です。
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『罪と罰』 著者:ドストエフスキー
『罪と罰』は、ロシアの文豪フョードル・ドストエフスキーの長編小説で代表作です。
頭脳明晰ではあるが貧しい元大学生ラスコーリニコフが、「一つの微細な罪悪は百の善行に償われる」「選ばれた非凡人は、新たな世の中の成長のためなら、社会道徳を踏み外す権利を持つ」という独自の犯罪理論をもとに、金貸しの強欲狡猾な老婆を殺害します。
奪った金で世の中のために善行をしようと企てるも、殺害の現場に偶然居合わせた妹まで殺害してしまいます。この思いがけぬ殺人に、ラスコーリニコフの罪の意識が増長し、苦悩するストーリーです。
罪とはいったい何か?難解で複雑な理論の世界を味わってみたい方におすすめです。
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『一九八四年』 著者:ジョージ・オーウェル
『一九八四年』 は、ジョージ・オーウェルによって書かれた、世界の名作です。
ビッグ・ブラザー率いる党が支配する、超全体主義的近未来が描かれた作品です。
ウィンストン・スミスは、真理省記録局で歴史の改竄に従事していました。彼は奔放な美女ジュリアとの出会いを契機に、伝説的な裏切り者による反政府地下活動に惹かれるようになります。
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『アルジャーノンに花束を』 著者:ダニエル・キイス
誰もが知る名作『アルジャーノンに花束を』は、2002年にユースケ・サンタマリア、2015年に山下智久が主演を務め話題にもなりました。ドラマでこの作品を知った方も多いのではないでしょうか。
32歳で幼児の知能しかないパン屋の店員チャーリーは、ある日、ネズミのアルジャーノンと同じ画期的な脳外科手術を受ければ頭がよくなると告げられます。
手術を受けたチャーリーは、超天才に変貌していくが…。人生のさまざまな問題と喜怒哀楽を繊細に描き、全世界が涙した現代の聖書です。
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こちらの記事では、おすすめ海外小説を紹介しています。海外小説が好きな方や、海外小説をこれから読み始めてみたい方におすすめです。
名作小説の選び方
名作小説の選び方を3つのポイントにわけて紹介します。選び方にはどんなポイントがあるのでしょうか。
好きな著者から選ぶ
小説に精通していて、好きな著者がいる場合はその著者の他作品を読んでみると良いでしょう。好きな著者の作品を読めば、その著者独特の言い回しや、ストーリーの紡ぎ方など、好みに合った雰囲気の作品を楽しむことができるでしょう。
ジャンルから選ぶ
ジャンルから選んでみることもおすすめのポイントのひとつです。特に初心者の方におすすめしたい探し方で、まず自分の読みたいジャンルを決め調べていくことで今読みたい気分の作品を探すことができます。
小説のジャンルには、現代小説、恋愛小説、SF小説、ファンタジー小説、ミステリー小説、歴史小説、政治小説、児童小説など、さまざまなジャンルがあります。
本記事ではジャンル別の名作小説でも様々な作品を紹介しているので、是非参考にしてみてくださいね。
文学賞を受賞している作品から選ぶ
日本には多くの文学賞があり、各賞の受賞作を調べてみると、名作が見つかるかもしれません。有名なものだと直木三十五賞や芥川龍之介賞などがありますよね。
最近では本屋大賞なども話題に上がることが多く、注目されている賞です。ぜひ各賞の受賞作をチェックしてみてくださいね。
名作小説をジャンルごとに楽しんでみよう!
今回は名作小説の選び方と名作小説をジャンル別に紹介していきました。読んでみたい作品は見つかったでしょうか。
紹介した作品は本当に人気の高く、映像化などがされている作品ばかりなのでストーリーをすでに知っている場合も多いかもしれません。
ですが、ストーリーを知っているからこそ映像作には描ききれなかった原作小説にしかない設定やストーリーに気づくことができたり、比較をすることができるのでより小説を楽しめます。
もし最初の数ページであまり気に入らないと感じても、もう少し読み進めてみてください。そうすると登場人物の心情やストーリー展開が楽しめるようになるかもしれませんよ。自分の読みたい名作小説をジャンルごとに見つけてみましょう!
こちらの記事では、小説が読めるおすすめの電子書籍サービスをご紹介しています。電子書籍で小説を買うと、いつでもどこでも簡単に読めたり、お得に小説を購入することができます。
小説が読めるおすすめの電子書籍サービスが気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
ひろこがね /
ビギナーズ編集部 ライター
趣味は映画を観ることと、パソコンをいじることです。柴犬が大好きです。アメリカにはたまに足を運びます。