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野球のシーズンはいつからいつまで?オフシーズンまで流れを把握しよう
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プロ野球のシーズンはいつからいつまでなのか、正確に把握していますか?なんとなく4月に開幕して秋に日本シリーズが終わって終了──そんなイメージをお持ちの方が多いのでは?
この記事では春季キャンプから公式戦、シーズンオフまでプロ野球のシーズンの流れを解説。明日から学校や職場で使える豆知識が身に付くかも?
目次
プロ野球のシーズンはいつからいつまで?
プロ野球の公式戦は、3月末から~10月上旬にかけて行われます。しかし、プロ野球はシーズン開始前・終了後にもさまざまなイベントが行われます。
2月の春季キャンプからシーズンオフのイベントまで、流れを把握しておきましょう。プロ野球の1年の流れは、おおまかに以下の通りとなっています。
プロ野球シーズン全体の流れ
- 春季キャンプ(2月)
- オープン戦(3月)
- シーズン開幕(4月)
- セ・パ交流戦(6月初旬~下旬)
- オールスターゲーム(7月)
- シーズン後半戦(7~10月)
- クライマックスシリーズ(10月中旬)
- 日本シリーズ(10月中旬)
シーズン開幕前は春季キャンプ&オープン戦!
プロ野球の公式戦は、約半年間にわたって催行されます。長いシーズンを戦い抜くため、2月~3月には技術力アップや1軍メンバー選抜を目的とした春季キャンプやオープン戦が行われます。
ファンにとっても、これから活躍しそうな選手を予想したり、新加入の選手を一足早く見られたりといった楽しみ方が出来る期間ですね。
【2月上旬~中旬】春季キャンプ
プロ野球の長いシーズンに向けて技術の向上や戦力の見極めを行うのが、春季キャンプです。12球団が2月1日に一斉にキャンプインし、4勤1休のペースで厳しい練習に励みます。
FA移籍した選手や注目のルーキーが初めて公の場でユニフォーム姿を披露することになるため、多くの報道陣が一挙手一投足を追いかけることに。
キャンプの後半には紅白戦が行われ、若手選手は数少ない1軍枠を勝ち取るために必死のアピールを続けるのです。
【2月中旬~3月中旬】オープン戦
2週間にわたる春季キャンプが終了したら、公式戦の前哨戦として行われるオープン戦に突入します。若手にとっては開幕一軍入りに向けて必死のアピールをする場であり、ベテラン選手にとっては最後の実践調整の場となるのです。
入場料を支払って現地観戦できる他、テレビ中継も行われるのでいよいよシーズン開幕への熱が高まってくる時期です。
シーズン開幕!6月には交流戦も
長いキャンプやオープン戦を終え、いよいよプロ野球のシーズンが開幕します。まずは公式戦の開幕から前半戦終了時に開催されるオールスターゲームまでの流れを確認しておきましょう。
【4月】シーズン開幕~前半戦
3月最終週の週末、いよいよプロ野球の長いシーズンが幕を開けます。ペナントレースの開幕カードでは各球団が最も信頼のおけるエースを送り出し、ぶつかり合うのです
【6月初旬~下旬】セ・パ交流戦
通常は12球団が「セントラルリーグ(セ・リーグ)」「パシフィックリーグ(パ・リーグ)」の2リーグに分かれてシーズンを戦う日本のプロ野球ですが、6月から約2週間にわたって「セ・パ交流戦」が行われます。
普段見られないセ・リーグとパ・リーグの対戦が観られるのです。力と力の勝負が多いパ・リーグと、駆け引きが多いセ・リーグ──違ったスタイルの野球がぶつかり合うのは交流戦以外には日本シリーズしかありません。
【7月】オールスターゲーム(前半戦終了)
7月中旬にシーズンの前半戦が終了し、ビッグイベントの1つであるオールスターゲームが開催されます。開幕直後から行われるファン投票や監督推薦で選ばれたスター選手たちが夢の競演を果たすお祭り要素の強いゲームです。
普段は勝利優先のプレーが求められる選手たちが、この日ばかりは勝敗度外視で力と力の勝負に臨みます。なお、オールスターに選ばれなかった選手たちにとってはこの期間が数少ないまとまった休暇となります。
家族と共に束の間の休息を楽しんだり、身体のケアに当てたりと後半戦に向けて思い思いの時間を過ごすのです。
シーズンは後半戦~ポストシーズンまでの流れは?
オールスターゲームが終わると、いよいよシーズンも後半戦へ。1試合ごとの勝敗がより重く感じられる後半戦や、クライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズまで、流れをおさらいしておきましょう。
【7~10月】シーズン後半スタート
オールスターが終わると、プロ野球のシーズンは後半戦へ突入。ペナントレース優勝争いで独走するチームや脱落するチームが現れ始め、1試合ごとの重みも大きくなってきます。
クライマックスシリーズが行われるようになってからは順位争いを完全に諦めて試合に臨む「消化試合」に突入するチームは少なくなり、大半のチームがシーズン終了間際まで熱い戦いを繰り広げるように。
【10月中旬】クライマックスシリーズ
各リーグの上位3チームが進むことができるクライマックスシリーズ。まずはファーストステージで2位と3位のチームが2戦先勝方式で対戦。
勝ち上がったチームがファイナルステージで1位(優勝)チームと日本シリーズ進出権をかけて3戦先勝(優勝チームには1勝のアドバンテージ)方式で戦います。長いシーズンの最終盤を飾るポストシーズンの幕開けです。
【10月中旬】日本シリーズ
半年にわたって戦い続けてきたプロ野球のシーズン、最後の大勝負となるのが日本一のチームを決める日本シリーズ。セ・リーグとパ・リーグ、各リーグのクライマックスシリーズを勝ち抜いた2チームが4戦先勝方式で雌雄を決します。
長いシーズンの総決算とも言える大一番。贔屓のチームが出場していなくとも、手に汗握る戦いを観られるはずです。
日本シリーズ終了~シーズンオフまで
日本シリーズが終わっても、まだまだシーズンは終わりません。翌年の新人選手を獲得するドラフト会議や、若手選手の底上げを目指す秋季キャンプなど多くのイベントがあります。
【10月中旬】ドラフト会議
日本シリーズとほぼ同時期に行われるのが、プロ野球ドラフト会議(正式名称:新人選手選択会議)です。プロ野球の世界を夢見る学生や社会人野球選手、独立リーガーたちが、自らの名前が呼ばれる瞬間を心待ちにします。
意中の球団に指名されて歓喜の表情を浮かべる選手もいれば、「指名確実」と言われていたにも拘らず、どの球団からも指名されずに絶望の表情を浮かべる選手も。
毎年多くのドラマを生むドラフト会議も、シーズン外の重要なイベントとして見逃せません。
【10月中旬】フェニックスリーグ
日本シリーズとほぼ同時期に開催される、フェニックスリーグ。シーズン中に1軍での出番がほとんどなかった若手を中心に編成されたチーム同士で戦う、教育的意味合いが強いリーグです。
プロ野球12球団の他、韓国プロ野球の球団や四国アイランドリーグの選抜チームも参加します。自らの課題を克服し、翌シーズンの活躍を目指す若手選手たちを観たいという方にはおすすめです。
【11月上旬~下旬】秋季キャンプ
フェニックスリーグと同様に、教育的意味合いが強いキャンプが秋季キャンプです。全員参加というわけではなく、将来有望な若手選手が呼ばれるのが特徴。
期待をかける若手には猛烈な練習が課されるので、招集された選手は光栄ながらも待ち受ける地獄に身を震わせるのだとか。
プロ野球選手のシーズンオフは何をする?
ここまで、春季キャンプから秋季キャンプまで、プロ野球のシーズンの流れをご紹介してきました。半年以上にわたる野球シーズンが終わったら、プロ野球選手は何をしてすごすのでしょうか。
契約交渉
プロ野球選手にとって、もっとも大切なイベントといっても過言ではないのが契約交渉。シーズンでの活躍に応じて翌年の年俸を決めることになります。
活躍した選手はいかに年俸アップを狙うか、逆に活躍できなかった選手はダウン幅を下げることができるのか。選手と球団の間でし烈な交渉が繰り広げられます。近年では契約交渉のプロである代理人に契約交渉を依頼するケースも多くなっています。
FA交渉
数年にわたって実績を残した選手が得る、他球団へ移籍する権利がFA権です。
獲得した選手は「FA宣言」をして、他球団と交渉して話がまとまれば移籍が成立します。有力選手がFA権を獲得する年になると、連日マスコミによる報道が続くようになります。
トライアウト
ドラフト会議で新しい選手がいるということは、去る選手もいるということ。無念の戦力外通告を受けた選手たちが、他球団での現役続行をかけて受験するのが合同トライアウトです。華やかなだけではない、プロ野球の裏側を垣間見ることができます。
イベント出演
オフシーズンになっても、人気選手にとっては忙しい日々が続きます。球団主催のファン感謝祭やテレビ出演、地元の後援会への出席など、各種イベントに引っ張りだこ。グラウンド外で見せる選手の素顔を見ることで、さらに応援熱が高まるかも?
自主トレーニング
シーズンが終わっても、選手が野球から離れる期間はほとんどありません。多くの選手は単独か仲の良い選手同士で自主トレーニングに励みます。
プロ野球は苛烈な競争の世界。活躍した選手はさらなる高みを目指して、活躍できなかった選手は翌年に雪辱を晴らすべく練習に励むのです。
まとめ
プロ野球シーズンが始まると各テレビ局やスポーツ新聞が毎日のゲームの勝敗を報道するので、シーズン中の動きについては把握しているものの、シーズンオフのイベントについてはよく分からないという方も多いのでは?
1年間全体の流れを知ることでシーズンが終わってから翌シーズンが始まるまでの期間も、楽しめるようになりますよ。
また、こちらの記事ではプロ野球の試合をライブ中継で見れる動画サービスを紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてください。
タカ /
ビギナーズ編集部 ライター
ホワイト企業を退職後、世界一周の旅に。アフリカや中南米、中東などを巡る。帰国後は雑誌社勤務を経て、フリーのライターとして活動中。