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おすすめのバトルロワイアルPCゲーム9選!初心者向け情報まとめ
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“ドン勝”という言葉を流行らせた「PUBG」を筆頭に、様々なタイトルがリリースされているバトルロワイアル・ゲーム。通称“バトロワゲー”は、PCゲーム界隈で今現在、もっとも盛り上がっているゲームジャンルといっても過言ではありません。
そこで今回は、バトルロワイアルの要素を取り入れたPCゲーム、“バトロワゲー”について詳しくご紹介します。 バトルロワイアルの基礎知識や歴史など、豆知識的な情報にも触れますので、ぜひ参考にしてくださいね。
※この記事の情報は2023年11月15日時点での情報です。
目次
バトルロワイアルとは
“バトロワ”の愛称で親しまれ、全世界のゲーマーが熱狂するゲームジャンル、バトルロワイアル。改めて、バトルロワイアルとはどのようなジャンルなのか、おさらいしていきましょう。
バトルロワイアルの基本ルール
一般にバトルロイヤルとは、50~100人規模のプレイヤーが同じフィールドに降り立ち、最後1人あるいは1チームになるまで戦う対戦ゲームを指します。主にFPS(1人称視点)やTPS(3人称視点)のシューティングゲームが採用する試合形式です。
最近のPCゲーマーなら「PUBG(PLAYERUNKNOWN’S BattleRoyale)」や「Fortnite」、「Apex Legends」を思い浮かべるのではないでしょうか?
世界観や設定は異なる一方、いずれのタイトルも共通ルールが存在します。
- 個人またはチームで同じフィールドに降り立つ
- 1試合に数人~数十人(数百人)のプレイヤーが参加する
- 時間経過で安全地帯が少なくなっていく
- フィールドにランダム配置された物資を駆使する
- 最後の1人または1チームが勝者
バトルロワイアルの基本ルール
こうしてみると、プロレスの試合形式である「バトルロイヤル」とよく似ています。バトルロイヤルは「大規模な乱戦」を意味する言葉で、プロレスにおいては複数人の選手が個人またはチームで戦い、最後まで残った1人(1チーム)を勝者とする形式です。
ではなぜ、PCゲームにおいては「バトル“ロワイアル”」という呼称が定着したのでしょうか。その歴史を少しだけ辿っていきましょう。
“バトロワゲー”のルーツは日本映画にあった!?
2000年に公開され、社会現象となった日本映画「バトルロイヤル」。故・深作欣二監督の映画作品で、その衝撃的な内容は、海外の映画ファンにも影響を与えました。
詳しい時期は不明ですが、あるMOD制作者(PCゲームの改造データ)が映画・バトルロワイアルの試合形式を採用した「ハンガー・ゲーム」という「マインクラフト」専用MODを開発・公開しました。
建築やサバイバルなど、平和的な世界観の同作が「ハンガー・ゲーム」の登場により、殺伐とした世界へと変貌。海外ゲーマーの間で大きな話題となり、「バトルロワイアルというルールとゲームジャンル」が浸透するきっかけになりました。
2009年、チェコのゲーム会社が開発した軍事FPS「ARMA2」において、画期的なMODが公開されます。その名も「DayZ Battle Royale」。後に「PUBG」の生みの親となるアイルランド出身の人物、「ブレンダン・グリーン」氏が開発・運営したMODです。
同氏は先述した日本映画「バトルロワイアル」の大ファンとのこと。海外メディアのインタビューにおいても、映画からインスピレーションを受け、「DayZ Battle Royale」や「PUBG」を開発したと答えています。
今や世界各国で爆発的にヒットしている“バトロワゲー”ですが、そのルーツは日本の映画にあるわけです。
バトルロワイアルの定義は広い
一口に“バトロワゲー”といっても、その定義は広いものです。たとえば、最後の1人になるまで戦う「PUBG」や「Fortnite」、「Apex Legends」は、まぎれもなく“バトロワゲー”に分類されるでしょう。
一方、任天堂の看板タイトルである「大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ」、レトロゲームでいえば「ボンバーマンシリーズ」なども、見方を変えればバトルロワイアルといえます。なぜなら、「最後の1人になるまで戦う」のがルールだからです。
先述した日本映画「バトルロワイアル」のルールと全く同じゲームだけが、“バトロワゲー”に分類されるわけでありません。その点を理解した上で、様々な“バトロワゲー”に触れてみましょう。
おすすめのバトルロワイアルPCゲーム9選
ここからは、PCゲーマーの筆者がおすすめするバトルロワイアルPCゲーム8選をご紹介します。骨太でおもしろい“バトロワゲー”をお探しの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
NARAKA: BLADEPOINT
「NARAKA: BLADEPOINT」は、アクション要素の強いバトルロワイヤルゲームです。
本作の一番の特徴は、近接戦闘がメインという点です。遠隔攻撃用の武器もありますが、威力が弱いため剣などの武器で効率的に戦う必要があります。
長押しとクリックで、通常攻撃、溜め技、カウンターなどの攻撃ができます。操作は簡単ですが、3種類の攻撃の読み合いによる緊張感あるバトルを楽しめるでしょう。
本作は、鉤縄(かぎなわ)を使って立体的な移動ができるのも特徴です。木の上に隠れて真下の敵を攻撃するなど、戦略の幅が広がる点がおもしろいです。
銃撃戦メインのゲームとは違った、新鮮なバトルロワイヤルゲームを遊んでみたい方におすすめといえます。
World of Warships
「World of Warships」は、大迫力の戦艦バトルが楽しめるオンライン海戦ストラテジーゲームです。2チームにわかれて8対8で戦う「ランダム戦」をはじめ、いわゆるランクマッチ形式の「ランク戦」、ギルド同士が戦う「クラン戦」などのモードが用意されています。
そんな本作において、期間限定で「過酷戦」というバトルロワイアル・モードが実装されました。海上にある4つの燃料トークンをプレイヤー同士で奪い合う、文字通り過酷な戦いを強いられます。
NPC戦艦相手に他プレイヤーと共闘する「Coopモード」以外は、基本的にバトルロイヤル形式を採用。ソロまたはチームで出し、手に汗握る戦いが楽しみましょう。
PUBG
出典:Steam
PCゲーム界隈における“バトロワブーム”を巻き起こしたビッグタイトル。2017年にPC版がリリースされたTPSシューティングゲームで、ソロまたはチームで“ドン勝”を目指すべく、戦場に降り立ちます。
本作の正式名称は、「PLAYER UNKNOWN’S BATTLE GROUNDS」。“PlayerUnknown”は、開発者である「ブレンダン・グリーン」氏のハンドルネームとのことです。
基本ルールは映画「バトルロワイアル」そのままで、50人程度のプレイヤーが同じフィールドに降り立ち、ランダム配置された武器・アイテムを駆使して戦います。最後の1人として生き残ったプレイヤーが“ドン勝”を手に入れられます。
後述する「Fortnite」や「Apex Legends」も、基本ルールは同様です。試合中のクラフト要素があったり、TPSではなくFPSだったりしますが、本質は変わりません。どのタイトルが自分にマッチするかは、完全に好みの問題でしょう。
本作のPC版は「Steam」または「DMM GAMES」より購入・プレイ可能。まずは、各プラットフォームのランチャーのインストールから始めましょう。
Fortnite
「Fortnite」を一言で表すなら、「カジュアルさをウリにした“バトロワゲー”」です。本作はカラフルでポップなゲームデザインを採用。まるでアメコミのような作風と、明るくてビビットなカラーリングがカジュアルな印象を与えます。
熾烈な争いが行われる“バトロワゲー”でありながら、シューティングにありがちな重厚感や野暮ったさ、男っぽさを感じさせません。おしゃれで華やかな雰囲気もあるため、女性人気の高いタイトルでもあります。
本作は基本プレイ無料で、アイテム課金制を採用しています。「課金」といっても、基本は見た目アイテムの課金であり、他プレイヤーとの差別化を目的とするものです。定期的に販売されるキャラクターの限定スキンは、買い逃すと後悔するかもしれませんね。
「Fortnite」のシステム面における特徴ですが、本作には「バトルロイヤル」「パーティロイヤル」「クリエイティブ」「世界を救え」といった4つのモードを用意。自身のプレイスタイルに合わせ、様々な遊びを楽しめます。
試合中は、フィールド内の素材を集めて壁や床をクラフト。それを組み合わせて防衛拠点をつくり、戦いに活かせるのは、ほかの“バトロワゲー”にはない特徴です。
PC版は「Epic Games Store」より、無料でプレイ可能。ぜひ遊んでみては?
Apex Legends
出典:Steam
今もっとも日本でアツイ“バトロワゲー”が「Apex Legends」です。本作はバトルロイヤル形式を採用したオンラインFPS。戦闘のスピード感がすさまじく、上級者同士の戦いでは目で追えない速さの戦いが繰り広げられます。
日本国内におけるあまりの人気ぶりから、開発元の「EA(エレクトロニック・アーツ)」は、「今後、日本市場に力を入れる」と明言したほど。アップデートも頻繁に行われており、2~3ヵ月に一度のペースで新キャラや新マップ、新武器が実装されます。
「バトルロイヤルの進化形」と謳われる本作。日本で流行したのは、3人1組のチーム戦を前提とするゲームデザインだからと考えます。「PUBG」のように、単独でダイブする「ソロモード」は実装されておらず、今後も実装予定はないと明言されています。
基本プレイは無料で、課金要素はキャラクタースキンなどが中心。「Steam」や「Origin」などのプラットフォームから遊べますので、まずはプレイしてみましょう。
World of Tanks
「World of Tanks」は、世界1億6000万のプレイヤーを有する戦車オンライン対戦ゲーム。とりわけ海外での知名度が高いPCゲームで、基本プレイ無料とは思えない膨大なコンテンツボリューム、多数のゲームモードが好評です。
基本的には、先述した「World of Warships」の陸上戦というイメージ。期間限定で「STEEL HUNTER」というバトルロイヤルモードを実施しており、いつ相手に狙われるかわからない、スリル満載の戦車戦が楽しめます。
機動戦士ガンダムオンライン
「機動戦士ガンダムオンライン」は、52対52の大規模モビルスーツ戦が楽しめるオンラインアクションゲームです。プレイヤーは「ORDER(連邦軍)」または「REBELLION(ジオン軍)」いずれかに所属し、味方と協力しながら相手軍の本拠点を攻撃します。
基本は陣取り合戦で、中里拠点を制圧しながら、相手の本拠点に攻め入ります。自軍の生存プレイヤーが多いほど戦況が有利になるため、バトルロイヤルの要素もあるといえますね。
約400種類のモビルスーツが登場する本作。ガンダムファンなら思いきりハマること間違いナシです。
Alliance of Valiant Arms
出典:Alliance of Valiant Arms公式サイト
2007年のリリース以降、PC版・無料FPSの定番タイトルとして多くのプレイヤーを抱えている「Alliance of Valiant Arms」。
本作には、最大16名参加型の「FFA BreakOut」というデスマッチモード……いわば、バトルロイヤルモードが実装されています。
制限時間は20分で、自分以外の全てのプレイヤーが敵というルール。制限時間内のキルポイントに応じて戦果が変わります。低スペックPCでもサクサク動作する無料FPSなので、気軽に遊べる“バトロワゲー”をお探しの方は、ぜひプレイしてみてくださいね。
Alliance of Valiant Armsをプレイする
NARAKA: BLADEPOINT
東洋風の世界で爽快な剣戟アクションが楽しめるバトルロワイヤルゲーム「NARAKA: BLADEPOINT」。2021年8月12日リリースの新作です。
本作は、近接武器のアクションがメイン。マップ上でアイテムや武器を集め、戦いながら最後まで生き残ることを目指します。
ハイスピードなアクションやプレイヤーとの読み合いが魅力ですね。ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
2017年頃より、PCゲーム界隈では“バトロワゲー”のトレンドが続いていました。「PUBG」や「Fortnite」、「Apex Legends」と、ビッグタイトルが立て続けにリリースされ、いずれもe-Sportsの競技タイトルに選ばれるほどのプレイヤー人口を誇ります。
一方で、古くから“バトロワゲー”は存在していたのだな、とも感じます。
子どもの頃は、「大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ(1999年)」や「ボンバーマンシリーズ(1985年)」を遊んだ方もいるはず。意外にも、小さい内から“バトロワゲー”に触れていたわけです。
また、PCゲームなら「Alliance of Valiant Arms(2007年)」や「World of Tanks(2010年)」も、バトルロワイアルの要素をゲームモードに取り入れています。
まだまだポテンシャルを秘める“バトロワゲー”。今後、どのようなタイトルが登場するのか見物ですね。
おすすめの無料PCゲームはこちらで多数紹介していますので、よろしければぜひこちらもチェックしてみてください。
ポメラニアン高橋 /
ビギナーズ編集部 ライター
ラーメンとロックをこよなく愛する洋犬ライター