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【2024年最新】マンガ大賞歴代全受賞作一覧!読んでおきたいおすすめ有名作品も紹介
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
マンガ大賞とは「人にすすめたくなる面白いマンガ」を選出するための賞です。第1回は2008年に開催され、2024年で17回目を迎えました。その存在感は年々増しており、マンガ好きからの注目が最も高いマンガ賞の1つです。
この記事ではマンガ大賞で1位に輝いた歴代の受賞作を一覧でご紹介。マンガ好きなら読んでおきたいおすすめ作品もピックアップしました。
次に読むべき作品を探している方は要チェックです。
目次
- マンガ大賞歴代全受賞作まとめ【一覧表】
- 【2024年】第17回マンガ大賞受賞作
- 【2023年】第16回マンガ大賞受賞作
- 【2022年】第15回マンガ大賞受賞作
- 【2021年】第14回マンガ大賞受賞作
- 【2020年】第13回マンガ大賞受賞作
- 【2019年】第12回マンガ大賞受賞作
- 【2018年】第11回マンガ大賞受賞作
- 【2017年】第10回マンガ大賞受賞作
- 【2016年】第9回マンガ大賞受賞作
- 【2015年】第8回マンガ大賞受賞作
- 【2014年】第7回マンガ大賞受賞作
- 【2013年】第6回マンガ大賞受賞作
- 【2012年】第5回マンガ大賞受賞作
- 【2011年】第4回マンガ大賞受賞作
- 【2010年】第3回マンガ大賞受賞作
- 【2009年】第2回マンガ大賞受賞作
- 【2008年】第1回マンガ大賞受賞作
- マンガ大賞歴代1位受賞作品を一挙紹介!
- 2024年マンガ大賞:君と宇宙を歩くために
- 2023年マンガ大賞:これ描いて死ね
- 2022年マンガ大賞:ダーウィン事変
- 2021年マンガ大賞:葬送のフリーレン
- 2020年マンガ大賞:ブルーピリオド
- 2019年マンガ大賞:彼方のアストラ
- 2018年マンガ大賞:BEASTARS
- 2017年マンガ大賞:響~小説家になる方法~
- 2016年マンガ大賞:ゴールデンカムイ
- 2015年マンガ大賞:かくかくしかじか
- 2014年マンガ大賞:乙嫁語り
- 2013年マンガ大賞:海街diary
- 2012年マンガ大賞:銀の匙 Silver Spoon
- 2011年マンガ大賞:3月のライオン
- 2010年マンガ大賞:テルマエ・ロマエ
- 2009年マンガ大賞:ちはやふる
- 2008年マンガ大賞:岳
- 大賞だけじゃない!マンガ大賞ノミネートおすすめ作品
- マンガ大賞歴代全受賞作品を電子書籍サービスでお得に読もう
- マンガ大賞とは
- まとめ
マンガ大賞歴代全受賞作まとめ【一覧表】
マンガ大賞を受賞した歴代作品を一覧でまとめました。
【2024年】第17回マンガ大賞受賞作
2024年開催の第17回マンガ大賞の受賞作は、以下のとおりです。
- 大賞:『君と宇宙を歩くために』泥ノ田犬彦
- 2位:『黄泉のツガイ』荒川弘
- 3位:『神田ごくら町職人ばなし』坂上暁仁
- 4位:『平和の国の島崎へ』原作:濱田轟天/著:瀬下猛
- 5位:『ダイヤモンドの功罪』平井大橋
- 5位:『天幕のジャードゥーガル』トマトスープ
- 7位:『正反対な君と僕』阿賀沢紅茶
- 8位:『環と周』よしながふみ
- 8位:『ひらやすみ』真造圭伍
- 10位:『ファミレス行こ。』和山やま
【2023年】第16回マンガ大賞受賞作
2023年開催の第16回マンガ大賞の受賞作は、以下のとおりです。
- 大賞:『これ描いて死ね』とよ田みのる
- 2位:『あかね噺』原作:末永裕樹/作画:馬上鷹将
- 3位:『女の園の星』和山やま
- 3位:『正反対な君と僕』阿賀沢紅茶
- 5位:『天幕のジャードゥーガル』トマトスープ
- 5位:『日本三國』松木いっか
- 5位:『さよなら絵梨』藤本タツキ
- 8位:『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』地主
- 9位:『劇光仮面』山口貴由
- 10位:『タコピーの原罪』タイザン5
- 11位:『光が死んだ夏』モクモクれん
【2022年】第15回マンガ大賞受賞作
2022年開催の第15回マンガ大賞の受賞作は、以下のとおりです。
- 大賞:『ダーウィン事変』うめざわしゅん
- 2位:『ルックバック』藤本タツキ
- 3位:『ひらやすみ』真造圭伍
- 4位:『女の園の星』和山やま
- 5位:『チ。-地球の運動について-』魚豊
- 6位:『トリリオンゲーム』原作:稲垣理一郎/作画:池上遼一
- 7位:『ダンダダン』龍幸伸
- 8位:『【推しの子】』原作:赤坂アカ/作画:横槍メンゴ
- 9位:『海が走るエンドロール』たらちねジョン
- 10位:『自転車屋さんの高橋くん』松虫あられ
【2021年】第14回マンガ大賞受賞作
2021年開催の第14回マンガ大賞の受賞作は、以下のとおりです。
- 大賞:『葬送のフリーレン』原作:山田鐘人/作画:アベツカサ
- 2位:『チ。-地球の運動について-』魚豊
- 3位:『カラオケ行こ!』和山やま
- 4位:『水は海に向かって流れる』田島列島
- 5位:『【推しの子】』原作:赤坂アカ/作画:横槍メンゴ
- 6位:『怪獣8号』松本直也
- 7位:『女の園の星』和山やま
- 8位:『メタモルフォーゼの縁側』鶴谷香央理
- 9位:『九龍ジェネリックロマンス』眉月じゅん
- 10位:『SPY×FAMILY』遠藤達哉
【2020年】第13回マンガ大賞受賞作
2020年開催の第13回マンガ大賞の受賞作は、以下のとおりです。
- 大賞:『ブルーピリオド』山口つばさ
- 2位:『SPY×FAMILY』遠藤達哉
- 3位:『スキップとローファー』高松美咲
- 4位:『波よ聞いてくれ』沙村広明
- 5位:『水は海に向かって流れる』田島列島
- 6位:『ミステリと言う勿れ』田村由美
- 7位:『夢中さ、きみに。』和山やま
- 8位:『チェンソーマン』藤本タツキ
- 9位:『まくむすび』保谷伸
- 10位:『違国日記』ヤマシタトモコ
- 11位:『僕の心のヤバイやつ』桜井のりお
- 12位:『あした死ぬには、』雁須磨子
【2019年】第12回マンガ大賞受賞作
2019年開催の第12回マンガ大賞の受賞作は、以下のとおりです。
- 大賞:『彼方のアストラ』篠原健太
- 2位:『ミステリと言う勿れ』田村由美
- 3位:『ブルーピリオド』山口つばさ
- 4位:『違国日記』ヤマシタトモコ
- 5位:『サザンと彗星の少女』赤瀬由里子
- 6位:『北北西に曇と往け』入江亜季
- 7位:『金剛寺さんは面倒臭い』とよ田みのる
- 8位:『メタモルフォーゼの縁側』鶴谷香央理
- 9位:『ハクメイとミコチ』樫木祐人
- 10位:『凪のお暇』コナリミサト
- 11位:『ダンジョン飯』九井諒子
- 12位:『ゴールデンゴールド』堀尾省太
- 13位:『1122』渡辺ペコ
【2018年】第11回マンガ大賞受賞作
2018年開催の第11回マンガ大賞の受賞作は、以下のとおりです。
- 大賞:『BEASTARS』板垣巴留
- 2位:『我らコンタクティ』森田るい
- 3位:『凪のお暇』コナリミサト
- 4位:『ダンジョン飯』九井諒子
- 5位:『不滅のあなたへ』大今良時
- 6位:『ランウェイで笑って』猪ノ谷言葉
- 7位:『とんがり帽子のアトリエ』白浜鴎
- 8位:『メイドインアビス』つくしあきひと
- 9位:『映像研には手を出すな!』大童澄瞳
- 10位:『映画大好きポンポさん』杉谷庄吾【人間プラモ】
- 12位:『約束のネバーランド』原作:白井カイウ/作画:出水ぽすか
- 12位:『ゴールデンゴールド』堀尾省太
【2017年】第10回マンガ大賞受賞作
2017年開催の第10回マンガ大賞の受賞作は、以下のとおりです。
- 大賞:『響 〜小説家になる方法〜』柳本光晴
- 2位:『金の国 水の国』岩本ナオ
- 3位:『ダンジョン飯』九井諒子
- 4位:『アオアシ』原作:小林有吾/取材原案協力:上野直彦
- 5位:『波よ聞いてくれ』沙村広明
- 6位:『約束のネバーランド』原作:白井カイウ/作画:出水ぽすか
- 7位:『ゴールデンゴールド』堀尾省太
- 8位:『ファイアパンチ』藤本タツキ
- 9位:『ハイスコアガール』押切蓮介
- 10位:『からかい上手の高木さん』山本崇一朗
- 11位:『私の少年』高野ひと深
- 12位:『東京タラレバ娘』東村アキコ
- 13位:『空挺ドラゴンズ』桑原太矩
【2016年】第9回マンガ大賞受賞作
2016年開催の第9回マンガ大賞の受賞作は、以下のとおりです。
- 大賞:『ゴールデンカムイ』野田サトル
- 2位:『ダンジョン飯』九井諒子
- 3位:『BLUE GIANT』石塚真一
- 4位:『僕だけがいない街』三部けい
- 5位:『百万畳ラビリンス』たかみち
- 6位:『波よ聞いてくれ』沙村広明
- 7位:『恋は雨上がりのように』眉月じゅん
- 8位:『町田くんの世界』安藤ゆき
- 9位:『東京タラレバ娘』東村アキコ
- 10位:『岡崎に捧ぐ』山本さほ
- 11位:『とんかつDJアゲ太郎』原作:イーピャオ/作画:小山ゆうじろう
【2015年】第8回マンガ大賞受賞作
2015年開催の第8回マンガ大賞の受賞作は、以下のとおりです。
- 大賞:『かくかくしかじか』東村アキコ
- 2位:『子供はわかってあげない』田島列島
- 3位:『聲の形』大今良時
- 4位:『僕だけがいない街』三部けい
- 5位:『BLUE GIANT』石塚真一
- 6位:『ボールルームへようこそ』竹内友
- 7位:『イノサン』坂本眞一
- 8位:『僕のヒーローアカデミア』堀越耕平
- 9位:『王様達のヴァイキング』原作:さだやす/ストーリー協力:深見真
- 10位:『累』松浦だるま
- 11位:『月刊少女野崎くん』椿いづみ
- 12位:『魔法使いの嫁』ヤマザキコレ
- 13位:『宝石の国』市川春子
- 14位:『ドミトリーともきんす』高野文子
【2014年】第7回マンガ大賞受賞作
2014年開催の第7回マンガ大賞の受賞作は、以下のとおりです。
- 大賞:『乙嫁語り』森薫
- 2位:『僕だけがいない街』三部けい
- 3位:『さよならタマちゃん』武田一義
- 4位:『七つの大罪』鈴木央
- 5位:『ひきだしにテラリウム』九井諒子
- 6位:『重版出来!』松田奈緒子
- 7位:『ワンパンマン』原作:ONE/作画:村田雄介
- 8位:『亜人』桜井画門
- 9位:『足摺り水族館』panpanya
- 10位:『坂本ですが?』佐野菜見
【2013年】第6回マンガ大賞受賞作
2013年開催の第6回マンガ大賞の受賞作は、以下のとおりです。
- 大賞:『海街diary』吉田秋生
- 2位:『乙嫁語り』森薫
- 2位:『ボールルームへようこそ』竹内友
- 4位:『ハイスコアガール』押切蓮介
- 5位:『俺物語!!』河原和音 アルコ
- 6位:『暗殺教室』松井優征
- 7位:『九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子』九井諒子
- 8位:『人間仮免中』卯月妙子
- 9位:『テラフォーマーズ』原作:貴家悠/作画:橘賢一
- 10位:『山賊ダイアリー』岡本健太郎
- 11位:『ぼくらのフンカ祭』真造圭伍
【2012年】第5回マンガ大賞受賞作
2012年開催の第5回マンガ大賞の受賞作は、以下のとおりです。
- 大賞:『銀の匙 Silver Spoon』 荒川弘
- 2位:『大東京トイボックス』うめ
- 3位:『信長協奏曲』石井あゆみ
- 4位:『昭和元禄落語心中』雲田はるこ
- 5位:『25時のバカンス 市川春子作品集Ⅱ』市川春子
- 6位:『ドリフターズ』平野耕太
- 7位:『グラゼニ』森高夕次 アダチケイジ
- 8位:『アイアムアヒーロー』花沢健吾
- 9位:『外天楼』石黒正数
- 10位:『高杉さん家のおべんとう』柳原望
- 11位:『日々ロック』榎屋克優
- 12位:『惡の華』押見修造
- 13位:『四月は君の嘘』新川直司
- 14位:『鬼灯の冷徹』江口夏実
- 15位:『となりの関くん』森繁拓真
【2011年】第4回マンガ大賞受賞作
2011年開催の第4回マンガ大賞の受賞作は、以下のとおりです。
- 大賞:『3月のライオン』羽海野チカ
- 2位:『乙嫁語り』森薫
- 3位:『アイアムアヒーロー』花沢健吾
- 4位:『花のズボラ飯』原作:久住昌之/作画:水沢悦子
- 5位:『失恋ショコラティエ』水城せとな
- 6位:『さよならもいわずに』上野顕太郎
- 7位:『進撃の巨人』諌山創
- 8位:『刻刻』堀尾省太
- 9位:『ましろのおと』羅川真里茂
- 10位:『ドリフターズ』平野耕太
- 11位:『ドントクライ、ガール』ヤマシタトモコ
- 12位:『主に泣いてます』東村アキコ
- 13位:『SARU』五十嵐大介
【2010年】第3回マンガ大賞受賞作
2010年開催の第3回マンガ大賞の受賞作は、以下のとおりです。
- 大賞:『テルマエ・ロマエ』ヤマザキマリ
- 2位:『宇宙兄弟』小山宙哉
- 3位:『バクマン。』大場つぐみ・小畑健
- 4位:『アイアムアヒーロー』花沢健吾
- 5位:『娚の一生』西炯子
- 6位:『虫と歌 市川春子作品集』市川春子
- 7位:『海月姫』東村アキコ
- 8位:『モテキ』久保ミツロウ
- 9位:『高校球児 ザワさん』三島衛里子
- 10位:『アオイホノオ』島本和彦
【2009年】第2回マンガ大賞受賞作
2009年開催の第2回マンガ大賞の受賞作は、以下のとおりです。
- 大賞:『ちはやふる』末次由紀
- 2位:『宇宙兄弟』小山宙哉
- 3位:『3月のライオン』羽海野チカ
- 4位:『深夜食堂』安倍夜郎
- 5位:『青春少年マガジン1978~1983』小林まこと
- 6位:『聖☆おにいさん』中村光
- 7位:『とめはねっ!』河合克敏
- 8位:『ママはテンパリスト』東村アキコ
- 9位:『トリコ』島袋光年
- 10位:『よんでますよ、アザゼルさん。』久保保久
【2008年】第1回マンガ大賞受賞作
2008年開催の第1回マンガ大賞の受賞作は、以下のとおりです。
- 大賞:『岳』石塚真一
- 2位:『よつばと!』あずまきよひこ
- 3位:『海街diary 1 蝉時雨のやむ頃』
- 4位:『フラワー・オブ・ライフ』よしながふみ
- 5位:『君に届け』椎名軽穂
- 6位:『大奥』よしながふみ
- 7位:『皇国の守護者』佐藤大輔/伊藤悠
- 8位:『とめはねっ! 鈴里高校書道部』河合克敏
- 9位:『もやしもん』石川雅之
- 10位:『夏目友人帳』緑川ゆき
- 11位:『ひまわりっ -健一レジェンド-』東村アキコ
- 12位:『きのう何食べた?』よしながふみ
マンガ大賞歴代1位受賞作品を一挙紹介!
マンガ大賞第1回の2008年から第17回を迎えた2024年までの歴代1位受賞作品をご紹介します。
マンガ大賞受賞作品を読んだことはなくても、タイトルは知っているという方も多いのではないでしょうか。
- 2024年…『君と宇宙を歩くために』泥ノ田犬彦(著)、講談
- 2023年…『これ描いて死ね』とよ田みのる(著)、小学館
- 2022年…『ダーウィン事変』うめざわしゅん(著)、講談社
- 2021年…『葬送のフリーレン』山田鐘人(原作)アベツカサ(作画)、小学館
- 2020年…『ブルーピリオド』山口つばさ(著)、講談社
- 2019年…『彼方のアストラ』篠原健太(著)、集英社
- 2018年…『BEASTARS』板垣巴留(著)、秋田書店
- 2017年…『響~小説家になる方法~』柳本光晴(著)、小学館
- 2016年…『ゴールデンカムイ』野田サトル(著)、集英社
- 2015年…『かくかくしかじか』東村アキコ(著)、集英社
- 2014年…『乙嫁語り』森薫(著)、エンターブレイン
- 2013年…『海街diary』吉田秋生(著)、小学館
- 2012年…『銀の匙 Silver Spoon 』荒川弘(著)、小学館
- 2011年…『3月のライオン』羽海野チカ(著)、白泉社
- 2010年…『テルマエ・ロマエ』ヤマザキマリ(著)、エンターブレイン
- 2009年…『ちはやふる』末次由紀(著)、講談社
- 2008年…『岳』石塚真一(著)、小学館
2024年マンガ大賞:君と宇宙を歩くために
2024年のマンガ大賞受賞作品は、“普通”ができない高校生たちが懸命に生きる様子を描いたヒューマンドラマ漫画『君と宇宙を歩くために』です。
簡単なことができず、いつもドロップアウトしてしまうヤンキーの小林が、同じクラスに転校してきた変わり者・宇野の生き様に魅入られて自分も変わろうと奮闘するストーリー内容となっています。
宇野を見て、小林がいつも逃げていた不得意なことに対して、試行錯誤しながら乗り越えようとする様子に感動必至です。宇野も小林との出会いをきっかけに好転していきます。
お互いが背中を押し合うのではなく、支えながら懸命に生きる、そんな優しい作品です。
2023年マンガ大賞:これ描いて死ね
2023年の大賞作品は『これ描いて死ね』です。『これ描いて死ね』は、とよ田みのる先生が手がけ、2021年11月より『ゲッサン』(小学館)にて連載がスタートしている作品です。
東京から120km南にある伊豆王島に住む、漫画が大好きな高校1年生・安海相が主人公で、長年活動休止状態の憧れの漫画家が同人誌即売会に出展することを知り、向かった会場での思わぬ出会いが相の人生を変えるストーリー展開です。
漫画を”つくる”ことを意識し始め、高校の漫画研究会を舞台に、作品を生み出す苦しみや歓びを描いた創作青春劇になっています。
漫画家にはどうやったらなれるのか?漫画創作の世界へ踏み出していく少女の物語をぜひ味わってみてください。
本年度の受賞作品『これ描いて死ね』を早速チェックしてみてくださいね。
2022年マンガ大賞:ダーウィン事変
2022年の大賞作品は『ダーウィン事変』でした。『ダーウィン事変』は、うめざわしゅん先生が手がけ、2020年6月より『月刊アフタヌーン』にて連載がスタートしている作品です。
『ダーウィン事変』は、「テロ」「差別」などヒトが抱える問題に、ヒト以外の生き物が問題に向き合う“ヒューマン”ドラマです。
テロ組織「動物解放同盟(ALA)」が生物科学研究所を襲撃した際、妊娠しているメスのチンパンジーが保護されます。彼女から生まれたのは、半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャーリーでした。
チャーリーは人間の両親のもとで15年育てられ、高校に入学することになります。そこでチャーリーは、頭脳明晰で「陰キャ」と揶揄されるルーシーと出会います。
「人間とそれ以外による世界大革命」が魅力の、読み応えのある作品です。
2021年マンガ大賞:葬送のフリーレン
2021年の大賞作品は『葬送のフリーレン』でした。原作を山田鐘人先生、作画をアベツカサ先生が手がける『週刊少年サンデー』で連載中の作品です。
『葬送のフリーレン』では、魔王を倒した勇者パーティーの後日譚が描かれます。人間よりずっと長寿であるエルフのフリーレンが、冒険仲間だった勇者の寿命による死をきっかけに、人間のことを知るために旅に出るというストーリーです。
近年では異世界ファンタジーものの人気が高まっていますが、この作品は「物語が終わった後」という新しい切り口で描かれています。
選考員たちは、ハイレベルで丁寧に書き込まれた絵と、切なく温かいストーリーがマッチしていてバランスがとてもいいと評価しました。
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2020年マンガ大賞:ブルーピリオド
2020年大賞作品は、山口つばさ先生の『ブルーピリオド』です。2017年から『月刊アフタヌーン』で連載されています。
高校生の主人公が絵を描くことに目覚め、美大受験を目指すという物語です。創作に対する喜びや息苦しさを真正面から描くスタイルで、マンガ好きの心を掴みました。2019年に引き続き、2年連続でマンガ大賞にノミネートされた作品です。
大賞受賞時の2020年に発売された6巻では、このマンガのテーマの1つでもある美大受験の結果までが描かれました。選考員からは、精神面の描写やリアルな葛藤が伝わるストーリー展開が称賛されています。
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2019年マンガ大賞:彼方のアストラ
2019年の大賞作品は『彼方のアストラ』です。2016年5月から2017年12月まで『少年ジャンプ+』で連載されました。作者の篠原健太先生は、前作の『スケットダンス』がアニメ化された実績を持つ人気マンガ家です。
『彼方のアストラ』は、宇宙船を舞台にしたSFでありながら、見えない刺客に襲われるというミステリー要素も含んでいます。
一見複雑そうな印象があり、前作の『スケットダンス』のようなわかりやすい学園ものとは大きく異なる作風だったことから、連載開始時点ではあまり人気が高くありませんでした。
その評価が急上昇したのは、連載終盤の2018年になってからのことです。完結に向かうクライマックスの描写はかなり見事で、選考員からも「全5巻を一気読みしてほしい」というコメントが多く寄せられています。
2018年マンガ大賞:BEASTARS
2018年の大賞作品は『BEASTARS』です。2020年まで『週刊少年チャンピオン』で連載されており、作者の板垣巴留先生にとってはこれが初の連載作品でした。デビュー当時は『刃牙』の板垣恵介を父親に持つマンガ家ということでも話題になりました。
連載は2016年から始まったものの、出版の都合上、2017年に単行本6巻までが一気に刊行されました。最大巻数8巻までというルールから、2018年が最初で最後のノミネートとなりましたが、見事その年に大賞を獲得しています。
物語の舞台は、擬人化された動物たちが通う学園です。しかし同じ学園生でも野生の本能は消えておらず、草食動物と肉食動物の間には、常に「食う側」と「食われる側」の緊張感があります。
選考員からは、新感覚の学園青春ものや青春群像劇といったコメントが多くみられました。少年マンガの王道である学園ものと、登場キャラクターが動物であるというオリジナリティが見事にマッチしたことが、大賞受賞の理由のようです。
2017年マンガ大賞:響~小説家になる方法~
2017年のマンガ大賞受賞作品は、『響~小説家になる方法~』でした。
『響~小説家になる方法~』は、文芸業界をテーマとした漫画です。文芸業界が不況の中、新人賞応募条件を満たしていないものの、圧倒的な才能を持つ15歳の少女・鮎喰響が突如現れるところからストーリーが展開されます。
自分の意見に真っ直ぐでトラブルを起こしながらも、他人を寄せ付けない才覚で人々の人生すら変えていきます。何をしでかすかわからない、響のそんな生き方に魅かれること間違いないしです。
無駄な伸ばしがなく、最後まで主人公の才能がしっかり描かれていて、読んでいて爽快感すら覚えますね。
2016年マンガ大賞:ゴールデンカムイ
2016年のマンガ大賞受賞作品は、北海道を舞台に埋蔵金を巡って争いを繰り広げるバトルロワイアル漫画『ゴールデンカムイ』でした。
“不死身の杉元”と恐れられた元兵士と、アイヌに住む少女のアシリパが、それぞれの目的のために共に行動しながら埋蔵金を探す旅に出かけるストーリーとなっています。
埋蔵金を狙う人たちと繰り広げる緊迫する殺し合いに、埋蔵金を隠した理由などの考察ストーリー、そしてアイヌ独特のグルメなど、本作でしか得られないおもしろさがあります。
時には笑い、時にはドキドキ感を味わう、一度読むと止まらなくなる作品に仕上がっています。
2015年マンガ大賞:かくかくしかじか
2015年のマンガ大賞受賞作品は、『かくかくしかじか』でした。
『かくかくしかじか』は、有名漫画化になるまでの道のりを描いた作品です。自分に自惚れていた女子高生の林明子が、絵画教師・日高健三との出会い、二人三脚で美大合格を目指すストーリーとなっています。
美大に入学し、有名漫画化となるまでの厳しい現実を、コミカルに描かれています。時には泣けるようなシーンもあり、エンタメとシリアスのバランス感が絶妙です。
人生の選択に後悔しながらも、そこから学んで次に繋げることで今の自分があることを改めて実感させてくれます。
2014年マンガ大賞:乙嫁語り
2014年のマンガ大賞受賞作品は、『乙嫁語り』でした。
中央アジアを舞台に、嫁ぎに来た少女と8歳年下の少年が生活する様子を描いた作品で、厳しい大自然で生きる姿や人間の醜さなどが見事に表現されています。
時代背景が細かく反映されており、その時代の良し悪しをリアルに感じ取れます。キャラクターの心情描写も丁寧で、どの登場人物も魅力的です。
2013年マンガ大賞:海街diary
2013年のマンガ大賞受賞作品は、三姉妹と異母妹の生活模様を描いた作品『海街diary』でした。
香田三姉妹の元に離婚して家を出て行った父の訃報が届き、行った葬式先で中学1年生の異母妹・浅野すずと出会い、ストーリーが動き始めます。
四姉妹となった新しい家族の楽しそうな日常に、心が温まります。キャラクターの心理描写が細かく描かれており、悩みながら懸命に前へ進もうとする様子に心揺さぶられること間違いなしです。
2012年マンガ大賞:銀の匙 Silver Spoon
2012年のマンガ大賞受賞作品は、『銀の匙 Silver Spoon』でした。
高校受験に失敗した少年・八軒勇吾が農業高校へ進学するストーリー内容で、大自然に囲まれながら慣れない環境や実習を経て成長する様子が描かれいます。
何も目標がない主人公と、しっかり目標を持って農業高校へ進学したキャラクターとの対比がよくできていて、細かい心理描写で感情移入しやすいです。
本作を読むと食べ物に対する考え方が変わり、普段の食事により感謝するようになりますね。
2011年マンガ大賞:3月のライオン
2011年のマンガ大賞受賞作品は、『3月のライオン』でした。
将棋をテーマにした漫画で、とある事情で一人暮をしているプロ棋士の男子高校生・桐山零が不器用ながら人と関わる様子が描かれています。
登場人物の思いや生い立ちなどが複雑に絡まって、ヒューマンドラマのようなおもしろさを感じます。暗いストーリーと心温まるエピソードのバランス感が絶妙で、読む手が止まらなくなりますね。
時には将棋の残酷な世界を感じさせる、ストーリーに飽きが来ない良作です。
2010年マンガ大賞:テルマエ・ロマエ
2010年のマンガ大賞受賞作品は、『テルマエ・ロマエ』でした。
『テルマエ・ロマエ』は、古代ローマ帝国の浴場設計技師・ルシウスが現代日本にタイムスリップし、様々な文化を体験してローマに浴場を設計するコメディ作品です。
主人公の真面目な性格がシュールで、思わず笑ってしまいます。シンプルな内容ながら、独創的なコメディ要素とテンポのよさで読むのが全く飽きません。
ローマと日本のお風呂に関する知識も盛り込まれており、ちょっとした知識欲も満たされます。
2009年マンガ大賞:ちはやふる
2009年のマンガ大賞受賞作品は、競技かるたをテーマにした漫画『ちはやふる』でした。
競技かるたの最高位「クイーン」を目指す綾瀬千早が、仲間たちと共に切磋琢磨しながら友情を育んでいくストーリーとなっています。
スポ根と恋愛要素がうまく混ざっており、競技かるたに青春を捧げる少年少女のアツい姿に心奪われます。時には挫折を味わったり、思いが交差したりなど、ストーリー展開も秀逸です。
本作を通じて真っ直ぐで素直な気持ちになれる、そんな良作に仕上がっています。
2008年マンガ大賞:岳
2008年のマンガ大賞受賞作品は、山岳救助をモチーフとした漫画『岳』でした。
ボランティアの救助隊員・島崎三歩と新人の椎名久美が山岳救助を通じて様々な苦難に葛藤しつつも、乗り越えて成長しようとする様子が描かれています。
山の厳しさや自然の壮大さ、命の儚さを感じさせる本作は、セリフがかなりリアルです。救護者に語りかけるセリフが励ましの言葉でなく、救助隊員としての重みを感じます。
ノンフィクションの山岳漫画が読みたい人は、ぜひ本作を手に取ってみてください。
大賞だけじゃない!マンガ大賞ノミネートおすすめ作品
マンガ大賞では、各選考員が最大5作品に投票し、一次選考を行います。二次選考では10作品にまで絞られ、これらがノミネート作品となります。そしてその中から大賞となる1作が選ばれるという方式です。
最も注目されるのは大賞ですが、他のノミネート作品も大賞と遜色なく面白いということが審査員のコメントからも伺えます。
特に複数年ノミネートされた作品や、マンガ大賞以外の賞を受賞した作品など、「もう1つのマンガ大賞受賞作」と呼ぶべき作品も数多く存在します。ここからは、そんな大賞と並び称されるノミネート作品を紹介していきましょう。
あかね噺
『あかね噺』は、馬上鷹将先生、末永裕樹先生による作品で、『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2022年11号から連載されています。
幼い頃、父の魔法の様な落語に魅せられた朱音は、父のある一席を機に自身も噺家としての道を歩み始めます。17歳になった朱音が目指すのは落語界の最高位「真打」になることでした。
一流の技量を習得するため、様々な試練が朱音を待ち受ける展開で目が離せません。新生落語ヒロイン、ここに誕生です!
今回のマンガ大賞2023では、『これ描いて死ね』102ポイントに次ぐ、100ポイントを獲得し高い評価を受けています。
ミステリと言う勿れ
『ミステリと言う勿れ』は、『月刊フラワーズ』にて2017年から連載中の作品です。
2019年(2位)と2020年(6位)のマンガ大賞にノミネートされています。作者の田村由美は、『BASARA』や『7SEEDS』という大ヒット作品を手がけたベテランマンガ家です。
この作品は主人公が探偵役をつとめる本格ミステリーであり、謎を解くまでにひたすら語りつづける描写が印象的です。セリフが長いにも関わらず、飽きずにすんなりと読めるという点において、数々のヒット作品を描いてきた作者の力量が評価されています。
SPY×FAMILY
遠藤達哉による『SPY×FAMILY』は、2020年(2位)と2021年(10位)のマンガ大賞にノミネートされています。『少年ジャンプ+』で連載中の、スパイの夫と殺し屋の妻、そして超能力者の娘という疑似家族を描く物語です。
それぞれが正体を隠しているため、すれ違いコントのような展開が多く、コメディとして面白いというコメントが2020年の主流でした。
しかし、翌年の2021年には「家族の絆を感じる」というコメントが増加。疑似家族が本物の家族になっていく過程が描かれており、コメディとシリアスがバランスよく取り入れられています。
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『SPY×FAMILY』が読める漫画アプリ5選|大人気漫画をお得に読もう
正反対な君と僕(阿賀沢紅茶)
『正反対な君と僕』は、阿賀沢紅茶先生が手掛ける作品で、2022年5月2日より『少年ジャンプ+』(集英社)にて連載中の漫画です。
元気いっぱいだけど周りの目を気にしてしまう鈴木は、自分の意見を言える物静か男子・谷くんに絶賛片思い中。しかし、周りの目が気になって普通に接せず、いつも谷くんにダル絡みばかりしてしまいます…。
ある日勇気を出して、一緒に帰ろうと誘ってみたところ、さらなる展開が…!?共感マックスの等身大ラブコメで人気急上昇中の作品です。
ダンジョン飯
『ダンジョン飯』は2014年から『ハルタ』で連載されています。作者の九井諒子にとって初めての連載作品であり、マンガ大賞には2016年から2019年までの計4回ノミネートされました。4回もノミネートされたのは、この作品だけの快挙です。
2016年にはマンガ大賞2位を受賞しています。
異世界ファンタジーをグルメマンガとして描いており、モンスターの調理方法を料理本のように解説してみせるという異色作です。
最初の頃は「食べたことのないモンスター料理が意外とおいしそうに見える」というように、グルメマンガとして好評を得ていました。
しかし巻数を重ねるにつれて、作り込まれた世界観やシリアスなストーリー展開を見せるようになり、当初とは異なる魅力が生まれています。
物語はいよいよ佳境に入っており、これから読むのもおすすめです。
凪のお暇
コナリミサトが描く『凪のお暇』は、雑誌『Eleganceイブ』に2016年8月から連載されています。
マンガ大賞には2018年(3位)と2019年(10位)にノミネートされました。2019年には、黒木華と高橋一生、中村倫也をキャストに迎えてドラマ化されています。
空気を読みすぎるタイプの女性が、過呼吸になったのをきっかけに人間関係をリセットし、新天地で新しい生活を始めるというストーリーです。
「同じ女性として、空気を読むヒロインに共感する」といったコメントがあるように、主人公に感情移入する様子が見受けられます。
ストーリーが進むにつれて新たな発見があり、何度も読み返したくなるマンガです。
マンガ大賞歴代全受賞作品を電子書籍サービスでお得に読もう
マンガ大賞歴代全受賞作品を読むなら、電子書籍サービスを利用しましょう。
電子書籍サービスでは独自キャンペーンやセールを毎日実施しており、マンガ大賞歴代全受賞作品を通常よりもお得に読めます。
また、スマホ1台で保管できるので、漫画の保管場所にも困らず、劣化もしません。電車内などの暇な時間も、電子書籍サービスであれば気軽にマンガ大賞歴代全受賞作品を読めます。
試し読みを無料でできるので、電子書籍サービスが気になっている人は一度お試し感覚で利用してみてください。おすすめ漫画サイトについては、別記事で詳しくまとめています。
マンガ大賞とは
マンガ大賞は「人にすすめたくなる面白いマンガを選ぶ」というコンセプトのもとに作られた賞です。その言葉の通り、選ばれた作品のおすすめコメントは全て公式ホームページに掲載されています。
主催者は、この賞のためだけに集まったマンガ大賞選考委員会です。書店店員の他、マンガ紹介や書評ブログの運営を行っている会社員など、「マンガが好き」という共通点を持つメンバーで構成されています。
マンガ家やマンガ雑誌の編集者といった、マンガが売れることに直接の利害関係がある人は選考員には選出されません。
選考作品も、掲載雑誌やジャンルの垣根を越えて集められていることが特徴です。たとえば少年マンガとレディースコミックが同列で順位を争っているなど、ノミネート作品を見るだけでも面白さが感じられます。
毎年の大賞やノミネート作品はもちろん、一次選考の対象となった全ての作品に選考員コメントが掲載されているため、読みたい作品を見つけるきっかけとなるでしょう。
公式HP:マンガ大賞2023
まとめ
「マンガ大賞」最新の情報をお届けしました。2023年度の大賞作品はとよ田みのる先生手掛ける『これ描いて死ね』が受賞しました。
マンガ大賞を獲得した作品は、ニュースになったり書店で特集が組まれたりと、またたく間に有名になります。その一方で、ノミネート作品にはあまりスポットライトが当たらない傾向があります。
しかし、国内のマンガ好きが集うマンガ大賞という場に選出された作品は、どれもクオリティーが高く面白いと評判です。大賞受賞作品だけでなく、ノミネート作品や一次選考対象作品にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
話題のマンガや面白いマンガを探している人は、ぜひ一度マンガ大賞の公式ホームページを訪れてみてください。
また、おすすめの漫画100選を紹介した記事もありますので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
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