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ハイレゾ音源が聴けるストリーミングサービス一覧|高音質を楽しもう!
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音楽を聴くなら、音質にもこだわりを持ちたいですよね。最近の音楽サブスクリプションサービスは、最大音質320kbpsになっているものもあり、概ね音質には問題はないと言えるでしょう。
それでも、スピーカーやヘッドフォン・イヤフォンで音質が良いものを揃えている場合では、通常のストリーミング配信だと物足りないものを感じるかもしれません。
そんな中で、今ハイレゾ音源を配信しているストリーミング配信サービスが人気です。私たちが普段利用しているサービスでも、ハイレゾ音源を配信していますよ。
この記事では、ハイレゾ音源を配信するストリーミングサービスについてお伝えしましょう。
目次
そもそもハイレゾ音源とは
まずは、ハイレゾ音源とは何かについて解説します。
ハイレゾ音源とは、ハイレゾリューション音源のことです。レゾリューション(Resolution)とは解像度のことで、いわゆるCDよりも高解像度で収録されている音源のことを指します。
もともと音楽は音をデジタル化してファイルにし、それをCDに収録されていました。しかし、CDはディスクなので容量が決まっています。そのため、CDに収録する際にはCDに合わせて情報量を減らす必要がありました。
そこで、CDでは収録されない情報量を持たせたのがハイレゾ音源です。数値で表すと、CDに収録する際、1秒にどれぐらいの音を記録するのかというサンプリング周波数は44.1kHz、音の細かさを表すビット数は16bitが基本です。
これに対して、ハイレゾ音源は形式にもよりますが192kHz、24bitが主流になっています。また、日本オーディオ協会では、ハイレゾ音源の定義は最低でも「96kHz、24bit以上」と定められています。
つまり、ハイレゾ音源はCDよりも立体感や音の厚みを持ち、より細かい音まで楽しめられるようになりました。
今、ハイレゾ音源がストリーミングサービスで楽しめる理由
そんなハイレゾ音源は、最近ストリーミング配信サービスでも聴けるようになりました。その理由について、いくつかお伝えしましょう。
通信環境が発達したから
一昔前だと、音楽は購入してダウンロードすることが普通でした。また、インターネットも、限られた範囲や速度で使うものでした。これだと、ダウンロードにも時間がかかってストレスでしたよね。
しかしWi-Fiの発達によって、通信が快適になり、どこでも通信ができるようになりました。それと同時に、ストリーミングサービスによってダウンロードせずオンライン上でも音楽が聴けるようになります。これによって、CDを買うよりも素早く、手軽に音質の良い音楽が楽しめるようになりました。
ストリーミングサービスが進化したから
音楽を聴く際は、お手持ちのヘッドホン・イヤホンで楽しむことが多いですよね。しかし、一部の方は良質なスピーカーを使って音楽を聴きたい方もいます。そうなると、CDの音源だと粗が出る可能性もあります。
特にクラシックのように、音の厚みや弦の音の細かさがある場合は高音質で楽しむ方がよりコンサートで聴く臨場感が出るでしょう。
また、最近のポップスでもアレンジやリミックスなどにこだわりがある場合もあり、音質が良いことでこのこだわりを発見できる可能性があります。
これらの聞く側と作る側の要望があり、ストリーミングサービスでもハイレゾ音源の配信を始めました。
おすすめのハイレゾ音源聴き放題のストリーミングサービス
では、ハイレゾ音源を聴けるストリーミングサービスについてそれぞれ解説しましょう。
Apple Music
iPhoneやApple製品に標準装備されているApple Musicは、使ったことがある人も多いですよね。そんなApple Musicは、2021年6月からハイレゾ音源の配信がスタートしました。
Apple Musicのハイレゾ音源は、月額の有料プランを使っている方に向けて追加料金なしで使えます。配信されている音質も48kHz、24bitと十分なクオリティなので、音質の良いスピーカーでも問題なく聴けるでしょう。
また、通常ストリーミングだと、通信環境が良くないと音質が落ちてしまいますよね。Apple Musicのハイレゾ音源ならストリーミング再生だけでなく、ダウンロード再生も可能です。これなら、通信環境があまり良くない場所でも高音質を楽しめるでしょう。
なお、このハイレゾ音源に対応しているのは、スマホやタブレットのみとなります。PCで楽しむ場合は、外部のDAC機器に接続する必要があるので準備しましょう。
Amazon Music HD
Amazon Music HDでは、7500万曲以上がハイレゾ再生できる音楽サブスクリプションサービスです。
Amazon Music Unlimited会員なら追加料金なしで利用でき、HD単体で利用する場合は月額980円、Amazon Prime会員なら780円で利用ができます。お手軽な料金で、手が出しやすいでしょう。
また、7500万曲の中の数百万曲はUltra HDという音質で配信しています。HDではCD並みの44.1kHz、16bitで配信しているのに対して、Ultra HDで最大193kHz、24bitで配信します。
さらに、1秒間に情報を送受信できる量であるビットレートはHDで850kbpsに対して、Ultra HDでは3730kbpsとなっています。これにより高音質でありながら、ストリーミングでもストレスが少なく聴くことができます。
さらに、Amazon Music HDでは臨場感あふれる音を体験できる「3Dオーディオ」という形式があります。こちらはAmazon Echo Studio端末のみで再生ができますが、ドルビーアトモスや360度から聞いているような立体感のある音楽を楽しめます。
まさに、自分が音に包まれているような感覚を楽しめるかもしれません。
mora qualitias
mora qualitias(モーラクオリタス)は、高音質に特化したストリーミングサービスです。mora qualitiasでは、最大96kHz、24bitで配信しています。
それだけでなく、曲間を開けずに再生する機能や出力するオーディオに合わせて設定も可能です。これによって、ストレスなく音楽が楽しめつつ、よりオーディオにあった音質で音楽が聴けるようになりました。
また、mora qualitiasではアーティストの情報だけでなく、アーティストのバイオグラフィ、作品レビューなども合わせて見れます。音楽そのものを楽しむだけでなく、バックグラウンドまで理解すれば、より音楽を深いところまで理解ができるかもしれません。
Amazon Music HDとApple Music、どちらが音質が良い?
Amazon Music UnlimitedやApple Musicは、みなさんの中でも使われている方は多いのではないでしょうか。そんな方に向けて、Amazon Music HDとApple Musicの音質について、比較しました。
結論を言うと、Amazon Music HDの方が音質が良いです。と言うのも、Apple Musicの音質は48kHz、24bitが基準としているのに対して、Amazon Music HDは最大193kHz、24bitの音質で楽しめます。
数値の面から、Amazon Music HDが優れていることがわかるでしょう。
また、実際にヘッドホンで聴いた結果でもその差は歴然です。Apple Musicは少し音がクリアに聴こえるレベルなのに対して、Amazon Music HDは音を立体的に感じました。
そのため、より良い音質を楽しむならAmazon Music HDの方がおすすめです。
ハイレゾ音源をストリーミングサービスで楽しむための注意点
ここまで、ハイレゾ音源を配信しているストリーミングサービスについて解説しました。しかし、ハイレゾ音源を楽しむには、いくつか注意点があります。その注意点について、お伝えしましょう。
通信量が高額になりがち
ハイレゾ音源は、音の情報量が多く保存されています。そのため、通常の音楽ファイルに比べてファイルが大きくなります。そうなると、ストリーミングサービスで聴く場合は通信量が多くなる傾向にあります。
特にパケット通信で使った場合は、すぐに通信制限になるかもしれません。
このため、ストリーミングサービスでハイレゾ音源を聴く場合は、Wi-Fiに接続するかダウンロードをしてオフライン再生ができるようにしましょう。
音質を最大限に楽しみたいなら、専用の機器がおすすめ
ハイレゾ音源は、通常のヘッドホン・イヤホン・スピーカーでは音質の違いがわかりにくに可能性があります。なぜなら、ヘッドホン・イヤホンなどはCDや通常のストリーミングサービスの音源に向けて作られているためです。
また、ハイレゾ音源には特有のファイル形式があるため、音響やポーダブル機器によっては通常のファイルに変換されてしまうこともあります。このため、ハイレゾ音源を聴くならハイレゾ音源に対応している音響・ポーダブル機器を使いましょう。
最近ではハイレゾ音源対応のスマートフォン、ウォークマンが登場しているので、こちらの購入を検討するのも一つの手かもしれません。
まとめ
さて、今回はハイレゾ音源を配信するストリーミングサービスについてお伝えしました。
せっかく音楽を聴くなら、良い音質で楽しみたいですよね。今回ご紹介しましたサービスやポイントを押さえながら、あなたの音楽ライフをより充実させましょう!
こちらの記事では、スマホで聴けるサブスク音楽配信サービスについて紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてください。
medmed /
ビギナーズ編集部 ライター
平日はWebライター、休日はトロンボーン吹き(演奏歴18年)をやっています。 音楽と映画、本、旅行、料理、インターネットなど多趣味な日々を楽しみながら過ごしています。