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【2022年】本屋大賞歴代作品とおすすめ本10冊を紹介|今年の本屋大賞は?
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
一風変わった文学賞として、高い支持を集めている「本屋大賞」。そんな本屋大賞は、芥川賞や直木賞にはない魅力があります。
そこで、この記事では本屋大賞の歴代受賞作品を紹介し、その中から初心者におすすめの本を10冊選びました。
2022年4月に発表された2022年度の大賞作品も紹介しているのでぜひチェックしてみてくださいね。
- 最新の本屋大賞受賞作品がわかる
- 歴代の本屋大賞受賞作品&ノミネート作品がわかる
- 本屋大賞受賞作品が読めるおすすめの電子書籍サービスがわかる
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目次
2022年本屋大賞作品&ノミネート10作品を紹介
一次投票では全国の483書店より書店員627人、二次投票では322書店、書店員392人の投票があり、二次投票ではノミネート作品をすべて読んだ上でベスト3を推薦理由とともに投票されるかたちで本作品が本屋大賞となりました。
今年の発表の模様は、メディアのみが招待され、その様子はYouTubeでライブ配信されるかたちで行われました。
また、2022年本屋大賞のノミネート作品としては、以下の作品がノミネートされていました。
- 『赤と青とエスキース』(青山美智子)
- 『硝子の塔の殺人』(知念実希人)
- 『黒牢城』(米澤穂信)
- 『残月記』(小田雅久仁)
- 『スモールワールズ』(一穂ミチ)
- 『正欲』(朝井リョウ)
- 『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬)
- 『星を掬う』(町田そのこ)
- 『夜が明ける』(西加奈子)
- 『六人の嘘つきな大学生』(浅倉秋成)
この中から2022年本屋大賞を勝ち取ったのが、逢坂冬馬先生の『同志少女よ、敵を撃て』です。
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本屋大賞の歴代ノミネート作品を紹介
本屋大賞にノミネートされた作品を、年代別に大賞から5位まで紹介していきます。2022年4月に発表された最新の第19回から2004年の第1回までをご紹介しています。
各年の大賞作品はあらすじも紹介しているので、あらすじを読んで気になった方は、リンク先からぜひ読んでみてくださいね。
2022年(第19回)
2022年に本屋大賞にノミネート(受賞)された作品をご紹介します。
- 大賞:『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬)
- 2位:『赤と青とエスキース』(青山美智子)
- 3位:『スモールワールズ』(一穂ミチ)
- 4位:『正欲』(朝井リョウ)
- 5位:『六人の嘘つきな大学生』(浅倉秋成)
2022年の本屋大賞は作者逢坂冬馬の『同志少女よ、敵を撃て』が受賞しました。
独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われます。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナや村人たちが惨殺されてしまいます。
自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われ、「戦いたいか、死にたいか」と問われた彼女は、母を撃ったドイツ人狙撃手と母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意します。
同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かいます。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵”とは…?
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2021年(第18回)
2021年に本屋大賞にノミネート(受賞)された作品をご紹介します。
- 大賞:『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ)
- 2位:『お探し物は図書室まで』(青山美智子)
- 3位:『犬がいた季節』(伊吹有喜)
- 4位:『逆ソクラテス』(伊坂幸太郎)
- 5位:『自転しながら公転する』(山本文緒)
2021年の本屋大賞は作者町田そのこの『52ヘルツのクジラたち』が受賞しました。
52ヘルツのクジラは、他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない。世界で一番孤独だと言われています。
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年との物語。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれます。注目の女性作家・町田そのこの初の長編作品です。
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2020年(第17回)
2020年に本屋大賞にノミネート(受賞)された作品をご紹介します。
- 大賞:『流浪の月』(凪良ゆう)
- 2位:『ライオンのおやつ』(小川糸)
- 3位:『線は、僕を描く』(砥上裕將)
- 4位:『ノースライト』(横山秀夫)
- 5位:『熱源』(川越宗一)
2020年の本屋大賞は作者凪良ゆうの『流浪の月』が受賞しました。
最初にお父さんがいなくなって、次にお母さんもいなくなって、わたしの幸福な日々は終わりを告げます。少しずつ心が死んでいくわたしに居場所をくれたのが文でした。
十五年の時を経て彼と再会を果たし、わたしは再び「きっと誰もが認めないだろう。周囲のひとびとの善意を打ち捨て、あるいは大切なひとさえも傷付けることになるかもしれない。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい。」と願います。
新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説です。
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2019年(第16回)
2019年に本屋大賞にノミネート(受賞)された作品をご紹介します。
- 大賞:『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ)
- 2位:『ひと』(小野寺史宜)
- 3位:『ベルリンは晴れているか』(深緑野分)
- 4位:『熱帯』(森見登美彦)
- 5位:『ある男』(平野啓一郎)
2019年の本屋大賞は作者瀬尾まいこの『そして、バトンは渡された』が受賞しました。
幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない“父”と暮らします。
血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれて育ちます。継父継母が変われば名字も変わる。だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。この著者にしか描けない優しい物語です。
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2018年(第15回)
2018年に本屋大賞にノミネート(受賞)された作品をご紹介します。
- 大賞:『かがみの孤城』(辻村深月)
- 2位:『盤上の向日葵』(柚月裕子)
- 3位:『屍人荘の殺人』(今村昌弘)
- 4位:『たゆたえども沈まず』(原田マハ)
- 5位:『AX アックス』(伊坂幸太郎)
2018年の本屋大賞は作者辻村深月の『かがみの孤城』が受賞しました。
学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めます。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。
そこにはちょうど“こころ”と似た境遇の7人が集められていました。なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれます。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語です。
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2017年(第14回)
2017年に本屋大賞にノミネート(受賞)された作品をご紹介します。
- 大賞:『蜜蜂と遠雷』(恩田陸)
- 2位:『みかづき』(森絵都)
- 3位:『罪の声』(塩田武士)
- 4位:『ツバキ文具店』(小川糸)
- 5位:『桜風堂ものがたり』(村山早紀)
2017年の本屋大賞は作者恩田陸の『蜜蜂と遠雷』が受賞しました。
近年その覇者が音楽界の寵児となる芳ヶ江国際ピアノコンクールを舞台に繰り広げられるストーリーです。
自宅に楽器を持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。楽器店勤務のサラリーマン・高島明石28歳。完璧な技術と音楽性の優勝候補マサル19歳。天才たちによる、競争という名の自らとの闘い、その火蓋がここに切られます。
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2016年(第13回)
2016年に本屋大賞にノミネート(受賞)された作品をご紹介します。
- 大賞:『羊と鋼の森』(宮下奈都)
- 2位:『君の膵臓をたべたい』(住野よる)
- 3位:『世界の果てのこどもたち』(中脇初枝)
- 4位:『永い言い訳』(西川美和)
- 5位:『朝が来る』(辻村深月)
2016年の本屋大賞は作者宮下奈都の『羊と鋼の森』が受賞しました。
ピアノの調律に魅せられた一人の青年。個性豊かな先輩調律師たちや高校生姉妹をはじめとする仕事先で出会う人々との交流を通じて成長していく姿が描かれています。
「言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。」彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説です。
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2015年(第12回)
2015年に本屋大賞にノミネート(受賞)された作品をご紹介します。
- 大賞:『鹿の王』(上橋菜穂子)
- 2位:『サラバ!』(西加奈子)
- 3位:『ハケンアニメ!』(辻村深月)
- 4位:『本屋さんのダイアナ』(柚木麻子)
- 5位:『土漠の花』(月村了衛)
2015年の本屋大賞は作者上橋菜穂子の『鹿の王』が受賞しました。
強大な帝国・東乎瑠(ツオル)から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団“独角(どつかく)”。妻と子を病で失い絶望の底にあったヴァンはその頭として戦いますが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていました。
ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生します。生き延びたヴァンは、同じく病から逃れた幼子にユナと名前を付けて育てていきます。たったふたりだけ生き残った父と子が、未曾有の危機に立ち向かう物語です。
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2014年(第11回)
2014年に本屋大賞にノミネート(受賞)された作品をご紹介します。
- 大賞:『村上海賊の娘』(和田竜)
- 2位:『昨夜のカレー、明日のパン』(木皿泉)
- 3位:『島はぼくらと』(辻村深月)
- 4位:『さようなら、オレンジ』(岩城けい)
- 5位:『とっぴんぱらりの風太郎』(万城目学)
2014年の本屋大賞は作者和田竜の『村上海賊の娘』が受賞しました。
時は戦国、乱世にその名を轟かせた海賊衆がいました。その海賊衆「村上海賊」の娘の物語。瀬戸内海の島々に根を張り、強勢を誇る当主の村上武吉。彼の剛勇と荒々しさを引き継いだのは、娘の景(きょう)でした。
海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦(かんぷ)で醜女。この姫が合戦前夜の難波へ向かう時、物語の幕が開きます。木津川合戦の史実に基づく壮大な歴史巨編です。
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2013年(第10回)
2013年に本屋大賞にノミネート(受賞)された作品をご紹介します。
- 大賞:『海賊とよばれた男』(百田尚樹)
- 2位:『64』(横山秀夫)
- 3位:『楽園のカンヴァス』(原田マハ)
- 4位:『きみはいい子』(中脇初枝)
- 5位:『ふくわらい』(西加奈子)
2013年の本屋大賞は作者百田尚樹の『海賊とよばれた男』が受賞しました。
1945年8月15日、異端の石油会社『国岡商店』を率いる国岡鐵造は、海外資産やなにもかもを失い、借金のみが残ります。石油会社大手から排斥され、売る油もない。
しかし『国岡商店』は、社員ひとりたりと馘首せず、旧海軍の残油集めなどで糊口をしのぎながらも、たくましく再生していていきます。ビジネスマンが心打たれる、感動の経済歴史小説です。
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2012年(第9回)
2012年に本屋大賞にノミネート(受賞)された作品をご紹介します。
- 大賞:『舟を編む』(三浦しをん)
- 2位:『ジェノサイド』(高野和明)
- 3位:『ピエタ』(大島真寿美)
- 4位:『くちびるに歌を』(中田永一)
- 5位:『人質の朗読会』(小川洋子)
2012年の本屋大賞は作者三浦しをんの『舟を編む』が受賞しました。
出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれます。新しい辞書「大渡海(だいとかい)」の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まります。
定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち、そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ作品です。
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2011年(第8回)
2011年に本屋大賞にノミネート(受賞)された作品をご紹介します。
- 大賞:『謎解きはディナーのあとで』(東川篤哉)
- 2位:『ふがいない僕は空を見た』(窪美澄)
- 3位:『ペンギン・ハイウェイ』(森見登美彦)
- 4位:『錨を上げよ』(百田尚樹)
- 5位:『シューマンの指』(奥泉光)
2011年の本屋大賞は作者東川篤哉の『謎解きはディナーのあとで』が受賞しました。
「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」令嬢刑事と毒舌執事が難事件に挑戦していく物語。
国立署の新米刑事、宝生麗子は世界的に有名な『宝生グループ』のお嬢様。『風祭モータース』の御曹司である風祭警部の下で、数々の事件に奮闘します。ユーモアたっぷりの本格ミステリー作品です。
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2010年(第7回)
2010年に本屋大賞にノミネート(受賞)された作品をご紹介します。
- 大賞:『天地明察』(冲方丁)
- 2位:『神様のカルテ』(夏川草介)
- 3位:『横道世之介』(吉田修一)
- 4位:『神去なあなあ日常』(三浦しをん)
- 5位:『猫を抱いて象と泳ぐ』(小川洋子)
2010年の本屋大賞は作者冲方丁の『天地明察』が受賞しました。
徳川四代将軍家綱の治世、日本独自の暦を作り上げる、ある「プロジェクト」が立ちあがります。当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていきます。
改暦の実行者として選ばれたのは渋川春海。碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していました。彼と「天」との壮絶な勝負が今、幕開きます。日本文化を変えた大計画をみずみずしくも重厚に描いた傑作時代小説です。
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2009年(第6回)
2009年に本屋大賞にノミネート(受賞)された作品をご紹介します。
- 大賞:『告白』(湊かなえ)
- 2位:『のぼうの城』(和田竜)
- 3位:『ジョーカー・ゲーム』(柳広司)
- 4位:『テンペスト(上下)』(池上永一)
- 5位:『ボックス!』(百田尚樹)
2009年の本屋大賞は作者湊かなえの『告白』が受賞しました。
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まります。
語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が徐々に浮き彫りにされていきます。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラー小説です。
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2008年(第5回)
2008年に本屋大賞にノミネート(受賞)された作品をご紹介します。
- 大賞:『ゴールデンスランバー』(伊坂幸太郎)
- 2位:『サクリファイス』(近藤史恵)
- 3位:『有頂天家族』(森見登美彦)
- 4位:『悪人』(吉田修一)
- 5位:『映画篇』(金城一紀)
2008年の本屋大賞は作者伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』が受賞しました。
衆人環視の中、突然首相が爆殺されます。そしてなぜか、犯人は俺だと報道されることに…。何が起こっているんだ?俺はやっていない。
首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走を図ります。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編です。
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2007年(第4回)
2007年に本屋大賞にノミネート(受賞)された作品をご紹介します。
- 大賞:『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子)
- 2位:『夜は短し歩けよ乙女』(森見登美彦)
- 3位:『風が強く吹いている』(三浦しをん)
- 4位:『終末のフール』(伊坂幸太郎)
- 5位:『図書館戦争』(有川浩)
2007年の本屋大賞は作者佐藤多佳子の『一瞬の風になれ』が受賞しました。
春野台高校陸上部1年、神谷新二。新二はスポーツ・テストで感じたあの疾走感が忘れられず、ただ走りたいとの想いで溢れます。天才的なスプリンター、幼なじみの連と入ったこの部活で、「すげえ走りを俺にもいつか」と。
まもなくのデビュー戦に向けて突っ走る、青春陸上小説です。
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2006年(第3回)
2006年に本屋大賞にノミネート(受賞)された作品をご紹介します。
- 大賞:『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(リリー・フランキー)
- 2位:『サウスバウンド』(奥田英朗)
- 3位:『死神の精度』(伊坂幸太郎)
- 4位:『容疑者Xの献身』(東野圭吾)
- 5位:『その日のまえに』(重松清)
2006年の本屋大賞は作者リリー・フランキーの『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』が受賞しました。
四歳のときにオトンと別居、筑豊の小さな炭鉱町で、ボクとオカンは一緒に暮らします。やがてボクは上京し、東京でボロボロの日々。還暦を過ぎたオカンは、ひとりガンと闘っていました。
「東京でまた一緒に住もうか?」。ボクが一番恐れていたことが、ぐるぐる近づいて来る…。大切な人との記憶、喪失の悲しみを綴った傑作物語です。
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2005年(第2回)
2005年に本屋大賞にノミネート(受賞)された作品をご紹介します。
- 大賞:『夜のピクニック』(恩田陸)
- 2位:『明日の記憶』(荻原浩)
- 3位:『家守綺譚』(梨木香歩)
- 4位:『袋小路の男』(絲山秋子)
- 5位:『チルドレン』(伊坂幸太郎)
2005年の本屋大賞は作者恩田陸の『夜のピクニック』が受賞しました。
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事でした。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、三年間誰にも言えなかった秘密を清算するために、歩行祭にのぞみます。
学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは小さな賭けに胸を焦がしていました…。
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2004年(第1回)
2004年に本屋大賞にノミネート(受賞)された作品をご紹介します。
- 大賞:『博士の愛した数式』(小川洋子)
- 2位:『クライマーズ・ハイ』(横山秀夫)
- 3位:『アヒルと鴨のコインロッカー』(伊坂幸太郎)
- 4位:『永遠の出口』(森絵都)
- 5位:『重力ピエロ』(伊坂幸太郎)
2004年の本屋大賞は作者小川洋子の『博士の愛した数式』が受賞しました。
博士の背広の袖には、「ぼくの記憶は80分しかもたない」と書かれた古びたメモが留められていました。記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねます。
やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わります。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語です。
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本屋大賞の歴代作品おすすめ10選
本屋大賞に選ばれた本を読みたくても、どの本を読めばよいか悩む人がいるかもしれません。
そこで本屋大賞のノミネート作品の中でも、初心者におすすめしたい本を10冊ピックアップしました。
ここでは、人気の高い「ミステリー」「ファンタジー」「青春・成長」「純文学」「歴史」の 5ジャンルに分けて紹介していきます。
ミステリー
本屋大賞にノミネートされた、おすすめのミステリー小説を紹介します。
『シューマンの指』(奥泉光)
第8回本屋大賞(2011年)の5位にノミネートした作品です。
著者は、1994年に『石の来歴』で芥川賞を受賞した奥泉光さん。
これまでミステリーをベースとした作品を多く発表しています。
『シューマンの指』は作曲家・シューマンをテーマとして、その音楽に夢中になる主人公や、その周りで起こる事件を描いています。
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『ベルリンは晴れているか』(深緑野分)
第12回本屋大賞(2019年)の3位にノミネートした作品です。
本作は、第160回直木三十五賞候補や第9回Twitter文学賞国内編第1位にもなりました。
1945年に戦争に敗れ、4カ国の統治下に置かれたドイツ・ベルリンが舞台。
傷ついた街で生きる少女の恩人が、不審な死を遂げることに。
疑いをかけられた少女は陽気な泥棒と出会い、共に旅立ちます。
1945年・ドイツの雰囲気を味わえる、歴史ミステリーです。
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ファンタジー
本屋大賞にノミネートされた、おすすめのファンタジー小説を紹介します。
『有頂天家族』(森見登美彦)
第5回本屋大賞(2008年)の3位にノミネートした作品です。
森見登美彦さんの著書『夜は短し歩けよ乙女』は第20回山本周五郎賞を受賞し、第4回本屋大賞(2007年)の2位にノミネートしました。
『有頂天家族』は、2013年にテレビアニメ化された動物が主人公の物語です。
人間に化けた狸や天狗が紛れ込む京都が舞台。
狸鍋にされた狸界のトップ・父親の死の真相が明らかになり、家族がどうなっていくのかが見どころです。
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『鹿の王』(上橋菜穂子)
第12回本屋大賞(2015年)の大賞を受賞した作品です。
著者の上橋菜穂子さんは、ファンタジー作家として数々の作品を生み出してきました。
2014年には「小さなノーベル賞」ともいわれるほど影響力の強い「国際アンデルセン賞」作家賞を受賞。
『鹿の王』は、上下巻から構成されています。
謎の病から逃げ出したヴァンと、血のつながらない幼子・ユナが過酷な世界に立ち向かう物語です。
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青春
本屋大賞にノミネートされた、おすすめの青春小説を紹介します。
『風が強く吹いている』(三浦しをん)
第4回本屋大賞(2007年)の3位にノミネートした作品です。
著者の三浦しをんさんは『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、『舟を編む』で第9回本屋大賞(2012年)の大賞を受賞しています。
『風が強く吹いている』は、漫画や映画、テレビアニメと様々な形でメディアミックスが行われてきました。
個性豊かな10人の男子大学生が、箱根駅伝への出場を目指して成長していく物語です。
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『線は、僕を描く』(砥上裕將)
第17回本屋大賞(2020年)の3位にノミネートした作品です。
著者の砥上裕將さんは本作でメフィスト賞も受賞し、漫画化もされました。
両親を失った大学生・青山霜介はバイト先の展覧会場で、水墨画の巨匠・篠田湖山と出会い内弟子に。
水墨画に夢中になっていく霜介は、線を描くことで回復していきます。
巨匠の孫との「湖山賞」をかけた勝負の行方にも注目です。
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純文学
本屋大賞にノミネートされた、おすすめの純文学小説を紹介します。
『猫を抱いて象と泳ぐ』(小川洋子)
第7回本屋大賞(2010年)の5位にノミネートした作品です。
小川洋子さんは、『博士の愛した数式』で第1回本屋大賞(2004年)の大賞を受賞しました。
『猫を抱いて象と泳ぐ』の主人公は、チェスに居場所を見つけたリトル・アリョーヒンという少年。
そんな彼の生き様を描いた、切なくも美しい物語です。
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『さようなら、オレンジ』(岩城けい)
第11回本屋大賞(2014年)の4位にノミネートした作品です。
岩城けいさんは、本作で太宰治賞も受賞しました。
オーストラリアの語学学校で、アフリカ難民の女性・サリマと、日本から夫についてきた日本人・ハリネズミが出会います。
彼女たちが、言葉の壁に苦しみつつも逞しく生きていく姿を描いた物語です。
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歴史
本屋大賞にノミネートされた、おすすめの歴史小説を紹介します。
『天地明察』(冲方丁)
第7回本屋大賞(2010年)の大賞を受賞した作品です。
冲方丁さんは、本作で吉川英治文学新人賞も受賞。
2012年に映画化され、V6の岡田准一さんが主演を務めました。
江戸時代の囲碁棋士・天文暦学者の安井算哲(渋川春海)が手がける、改暦プロジェクトを描いた物語です。
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『とっぴんぱらりの風太郎』(万城目学)
第11回本屋大賞(2014年)の5位にノミネートした作品です。
著者は 『鴨川ホルモー』や『鹿男あをによし』で有名な万城目学さん。
万城目さん初の歴史小説として話題になりました。
江戸時代を舞台に、伊賀の里から追い出されたニート忍者・風太郎が悪戦苦闘する姿を描いた、壮大な物語です。
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本屋大賞とは
「本屋大賞」とは、新刊書店で働く書店員の投票によって決まる賞です。
2004年に設立され、 現在に至るまで毎年実施されています。
芥川賞や直木賞などの文学賞とは異なり「書店員」が選ぶのがポイントです。
本のジャンルは限定されておらず、多種多様な作品がノミネートしています。
また、全体的にメディアミックスされる傾向にあるため、映像化作品が多い点も魅力です。
本屋大賞の選考スケジュールをチェック
本屋大賞の選考スケジュールは、前年の12月から一次投票がスタートし、3月上旬に二次投票が締め切られ、4月の上旬に大賞が決定するというスケジュールです。毎年4月に結果が発表されています。
月 | 本屋大賞 選考スケジュール |
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12月 | 一次投票スタート |
1月 | 一次投票締切 ノミネート作品発表 二次投票 スタート |
3月 | 二次投票 締切 |
4月 | 本屋大賞 結果発表! |
12月から書店員の投票が開始される本屋大賞。来年の受賞作品もどのような作品が大賞に選ばれるか楽しみですね。
ビギナーズおすすめの電子書籍サービス
本屋大賞の歴代ノミネート作品も読めるおすすめの電子書籍サービスを紹介します。
ブックライブ
ブックライブは、「使いやすい電子書籍ストアNo.1」に選ばれたことがある、使いやすさが魅力の電子書籍サービスです。
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ebookjapan
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本屋大賞の歴代作品を電子書籍で読もう!
本屋大賞にノミネートされた歴代作品や、おすすめの本を10冊紹介しました。
過去に受賞した大賞作品はあらすじも紹介しています。気になる本が見つかったら、電子書籍で読むのもおすすめです。作品のリンクから購入できて、いつでもどこでもすぐに読み始めることができますよ。
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今回ご紹介した本の中には1,000円を超える書籍もちらほら。会員登録でゲットできるクーポンを利用してお得に本屋大賞作品を購入してみてくださいね。
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ヒロキタナカ /
ビギナーズ編集部 ライター
大学院を修了後、IT業界を経て独立。選書サービスやWebメディアを運営する傍ら、ライターとしても活動しています。趣味は読書やサウナです。